つらい経験や応援を力に、私にしか作れないお菓子を。低糖質スイーツパティシエ ミランダ

つらい経験や応援を力に、人々へ還元するため活動中

ー今後のビジョンを教えていただけますか?

今の事業を立ち上げた際に、3つの目標を立てていました。1つめは「実家のお寺でのイベントで自分のお菓子を売って親孝行したい」というものなのですが、2022年に達成できました。

2つめは、私のように持病がある方がパティシエになるのを支援したり、様々な事情でパティシエを辞めざるを得なかった方が職場復帰できるような環境づくりをしたりすることです。自分が苦しい思いをした分、自分と同じ境遇の方を助けたいと思っています。

3つめは「ボランティア活動を通して、少ない材料や道具でも美味しいお菓子作りができる希望を世界中の子どもたちに広げたい」というものです。私がパティシエとしてがんばりたいと思った根本に関わってくることなのですが、私の母はフィリピン人で、パティシエになる前に母の国へ遊びに行ったことがありました。

そのときに私の作ったケーキを現地の子どもたちが食べて、とてもよろこんでくれたのです。その出来事が忘れられなくて。日本では当たり前の技術も海外では当たり前でない国もあるからこそ、そのような国の方に私のケーキを食べてほしいと思っています。

ー気持ちが落ち込んだとき、自分自身を肯定する方法があれば教えてください。

1人で抱え込むのではなく、知り合いに打ち明けることが重要だと思っています。自己分析をした上でありのままの自分を受け入れて、自分にとって快適な方法を見つけるのも大切です。

―最後に、29歳以下の世代にメッセージをお願いします。

自分がつらい状況に陥ったときに、ポジティブな言葉をかけてくれる人のことを信じて前向きに行動するのが大切だと考えています。そうすれば、絶対に道は開けます。

ーありがとうございました!ミランダさんの今後のご活躍を応援しております!

取材:八巻美穂(Twitter / note
執筆:uzmuu(Twitter
編集者:松村彪吾(https://for-android-user.com/
デザイン:高橋りえ(Twitter