お酒が出ない『そふどりBar』。人を大切にしている稲葉輝生が作る空間

誰かのためになるのであれば、いずれは自分に返ってくる

ー『そふどりBar』は、どういう想いで立ち上げられたんですか?

自分の人生のターニングポイントには必ず人がいるので、偶然ではなく必然的な繋がりや関係を作りたいという想いからです。

もともと人と人が繋がる瞬間に価値を感じるので、コミュニティを作りたいなと思っていました。1番のきっかけは大学の知り合いと約3年ぶりに再会したことです。彼は大学在学中に教会に通いはじめ、牧師のキャリアを考えている人で、お酒を飲まない生活に切り替えていました。

「お酒を飲まなくなってから選択肢が狭まった経験がある」と話していたことで、お酒を飲まない人でもコミュニティを広げられる空間を作ろうと、ソフトドリンクのみを提供する考えに至りました。

また、2人とも地方の魅力に興味があったので、コミュニティづくりと地方貢献の方法としての場所を持とうという話になり『そふどりBar』立ち上げにつながります。

ーやりがいはありますか?

『そふどりBar』が自分たちの思い描いていたようなつながりを作れる場所になってきたことが1番のやりがいです。自分たちの思ったことを試して挑戦できることもおもしろいですね。副業で営業しているため、お客さんにも無理な営業活動をせずに、提供できていることにとてもやりがいを感じています。

ー今後の展望をを教えてください。

『そふどりBar』は3年ほど営業していますが、事業としては恥ずかしながら赤字です。そのため価値提供をしっかりとして、事業としても黒字になるように活動をしていきたいと思います。

個人的なキャリアプランとしては未だに何をしていきたいか・どうしたいかはわからない状態です。 ただ、誰かに助けてほしいと頼りにされた時にはすぐに動ける人でいたいと思っています。「 あの人には話をしに行きやすいし、助けてもらえる」と思ってもらえる人になりたいです。

ー稲葉さんの大事にされている価値観を教えてください。

将来の自分あるいは、自分の子どもに誇れる選択かを考えて行動することが、大切にしている価値観です。

今自分がやってることが正しいかどうかを定量的に評価することは難しいですよね。何かをやるかやらないかで迷った時には「どちらのほうが1年後もしくは5年後・10年後の自分から見た時に誇れる自分であるか?」を考えるようにしています。

イメージができない時は周囲の大切な人や家族に誇れるかを確認するようにしたらわかりやすいです。

ー最後に、U-29世代へメッセージをお願いします!

何か困ってる人や助けてほしい人に対して、自分が損しそうなことでも人のためになることを積極的にしてほしいです。巡り巡って必ず自分に返ってくると思います。目先のお金だけではなくてつながりで返ってくることもあると思います。

何かに悩んだりした時はそれが誰かのためになるのであればやる価値はあると思っていて。僕もこれからそうしていきたいなと思っています。みなさんもこの考えを大事にしてほしいです。

ーありがとうございました!稲葉さんの今後のご活躍を応援しております!

今回のゲスト・稲葉さんが運営する、『そふどりBar』の詳細はこちら

取材:戸田光(Twitter
執筆:みぞた(Twitter
編集者:松村彪吾(Twitter
デザイン:高橋りえ(Twitter