失敗も、成功するまでやればいいだけ。ラジオパーソナリティ宮田リコのポジティブな行動力

失敗は自己成長の糧になり、成功につながっている

ーそれから副業にも挑戦されているんですよね。

就活のときに100万円を失ってしまったのを気にしていたので、100万円は声の仕事で取り返そうと決めました。

宮田リコのセカンドシーズンは、アナウンサーの夢は叶わなかったけれど、とにかく声の仕事で取り返すぞと思い、入社1年目のときから声の仕事を始めました。

最初はお仕事を選んでいられなくて、YouTubeの謎のマンガ動画の声優や謎の解説動画の声優もしていました。最初は理想の仕事ではなくても、やっているうちにもらえる仕事の質が変わってきたんです。

社会人2年目の頃には企業を相手にして、eラーニングのナレーションの仕事や企業のWebCMの仕事がもらえるようになってきて。応募しなくても、たくさん依頼をいただけるようになりました。

やればできるんだなと実感を得られ始めたのが、社会人2年目の頃でした。

一番大きな転機になったのは、社会人3年目の頃です。大学の頃にラジオ番組を持っていた局の先輩から、「全国コミュニティFMの番組アシスタントをやってくれないか」と、お声かけいただきました。

そのことから、地上波ラジオで全国放送デビューをしました。実績ができたことで、今度はVoicyで公式チャンネルのお仕事をいただくことができ、社会人3年目から本格的に声のお仕事をいただけるようになりました。

アナウンサーしか伝える仕事ができないんだというのは思い込みだったのだなと思っています。本業として上場企業の人事という立場を持ちながらも、自分で伝えていく仕事を作っていくことができるんだなと今では感じています。

あのとき就活に失敗したという時点で止まっていたら、失敗でしかなかったと思うんです。そこから諦めずにコツコツ仕事を継続していったことによって、やりたかったお仕事にも繋がっていると思います。

失敗しても成功するまでやりきれば、失敗も失敗じゃなくなるんだなと思えたのが大きい気づきですね。

ー宮田さんが出演されている番組名を教えていただけますか?

全国のコミュニティFMで放送中の番組が、経済情報バラエティー番組の『週刊Nobbyタイムズ』です。メインパーソナリティのDJNobbyさんが、日々の経済情報やそのニュースに関連した解説をお送りしております。

私はアシスタントとして、経済知識がない人と同じ目線に立って、ニュースを深堀りしています。少しバラエティー要素を入れるために、くすっと笑えて肩の力がぬけるようなおもしろいニュースもお伝えしています。毎週木曜19:00〜20:55の放送です。

もうひとつの番組が、『Voicy Night News』というVoicy公式のチャンネルです。こちらは夜10時に、その日のニュースを聞いていただけるような番組になっております。

ニュースの選定も自分で行い、独自の切り口や観点で、ニュースを深堀りするコーナーも任せていただいております。毎回自分でリサーチをして、伝えたいことを盛り込んだ原稿を作って番組を放送しています。

ぜひ併せてお楽しみいただけるとうれしいです。

ー今後挑戦してみたいことはありますか?

今後も伝える仕事を続けていきたいです。現状に甘んじず、より難易度の高い仕事や影響範囲の大きな仕事に挑戦していきたいと思っています。

現在ラジオパーソナリティをしている経済情報バラエティ番組でも、より知見をつけて、深堀り力や鋭いコメント力をつけたいです。

また、テレビ番組でのナレーションなどにも今後はチャレンジしていきたいと思い、模索しています。

ー最後に読者の方にメッセージをお願いします。

先ほどのお話の中にもあったのですが、ある時点だけを切り取ると失敗だったと思うようなことも、その失敗が成功になるまで何度も諦めずにトライし続けると、最終的には成功に繋がり、ただの失敗ではなく自分の成長の糧になると思っています。

もちろん挑戦の過程には、つらいこともつきものです。けれども成功するまで何度もトライすることが、自分の進みたいキャリアや実現したいことに一番繋がりやすい道だと思います。私も皆さんと一緒に頑張っていけたらいいなと思っています。

ーステキなお話をありがとうございました!宮田リコさんの今後のご活躍も応援しております!

取材:山本佳奈(Twitter
執筆:後藤ちあき(Twitter
デザイン:高橋りえ(Twitter