日本でも海外でも活躍できるような人を増やしたい
ー新卒の会社を辞めた後はどうされたんですか。
大阪で知り合った友人に紹介してもらい、シンガポールの人材紹介会社で働くことになりました。自分がキャリアやアイデンティティに悩んでたこともあり、人のキャリアに興味があり、ご縁をいただきました。
シンガポールではダイバーシティが実現されていて、何人(なにじん)だろうが何語を話そうが、誰かに好奇の目を向けられることはなかったです。すごく働きやすい環境でしたね。主な業務内容はクライアントの8割ぐらいがシンガポールの日系企業で、日本語や英語が堪能な人材を紹介していました。
その後はコロナで採用がストップしてしまったことや、リモートワークが進み日本にいても海外の仕事ができるなと思ったことから、日本に戻ってフリーランスになりました。
ーフリーランスではそのようなお仕事をされていたのでしょうか。
中国語、英語、日本語の三カ国語を話すことができるので、教えたり、翻訳・通訳をしたり、採用支援の仕事をしたりしていました。
私は海外で働いたからこそ日本の良さがわかった一方で、日本での働きづらさも感じました。「いろんな人が自分らしく社会の中で活躍してほしい」、「日本でも海外でもどこに行ってても、活躍できるような人を増やしたい」という思いから、法人化して株式会社WeGlobalを設立しました。
大事なのは「自分の可能性を信じる」こと
ーここまでお話を聞いていて、さまざまな困難をポジティブな気持ちで乗り越えてこられてきたことがわかりました。如意さんのポジティブマインドはそこから来るものなんでしょうか。
私は自分の可能性を信じているんですよね。日本語がまったくわからない状態で日本にきたと気にも、「自分は劣っている」とは思わず、「自分が人と同じようにできたら、あるいはもっとよくできたらめちゃくちゃすごくない?」とむしろチャンスだと思いました。可能性が0じゃなければ諦める必要はないなと。
実際、日本語が0の状態から高校ではトップレベルの成績で卒業することができました。自分の可能性を信じて努力すれば実現できるという成功体験をそこで得ることができましたね。
自分の可能性、人の可能性、社会の可能性を信じることで、自分も、人も、社会もよくなっていくと思います。
ーすごく素敵な考え方ですね。如意さんの今後の展望を教えてください。
日本にも良さがあって、海外にも良さがありますが、その間には文化の壁、言語の壁など、いろいろな壁があります。
自分たちが日本と海外の架け橋になりつつ、架け橋になる仲間が増えていくよう、インフラを整えていくのが今の夢です。日本にも海外にも素敵な事業がたくさんあるので、支援していきたいと思っています。
ー最後に、U-29世代へメッセージをお願いします!
ポジティブマインドで、自分ができることを毎日一生懸命コツコツやっていくことが大切です。
現実逃避したくなるようなつらいことも多いと思いますが、自分で手を動かして行動すれば、解決できたり成長を実感できることがあると思います。前向きな行動を続けていけたら、 世の中にハッピーな人がもっと増えると思います!
私たちWeGlobalが新しくリリースしたメディア『WeGlobal House』では、バイリンガル・マルチリンガルのロールモデルを紹介しています。
今後はバイリンガル・マルチリンガルを求めている、今注目のグローバルなスタートアップ企業の紹介など、幅広いコンテンツを発信する予定です。
また、私たちが厳選した企業でご自身の語学力や専門性を活かしてご活躍いただけるように、フルタイムやフリーランスなど様々な働き方ができる機会も紹介もしています。
WeGlobalは「Be Global, Be Yourself」をビジョンとして掲げている会社です。これからも、グローバルに自分らしく生きられる人々を増やしていきます。
ーありがとうございました!如意さんの今後のご活躍を応援しております!
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