価値観にとらわれずチャレンジし続ける!九州男児な不動産屋さん平岡司の人生観

固定観念を持たずに接する

ー次はインターンについてお伺いしたいと思います。どのような経緯でインターン先が決定したのですか?

インターン先の役員の方と何回か話す機会があり「これをやりたいなら、この能力が必要だと思うけどどう思う?」と言われました。言われたくないことを詰められて悔しかったため、強気で「1年であなたを追い越すので入らせてください」と言って入社しました。

私がインターンとして入社したのは人材育成を中心に派遣や紹介をしている会社でした。最初はサービスを受ける側として入社し、その後すぐに結果を出して運営側にインターンとして入らせていただきました。

ー結果を出すためにどのような行動をしましたか?

やったほうがいいと言われたことには絶対に取り組み、すべてを懸けて行動していました。

インターンをするきっかけとなったのが役員の方で、会社では正解となる行動をしてきた人でした。役員の方をロールモデルに、同じような結果を出せば評価されることはわかっていたため、ファッションから話し方までできることはすべて真似しました。

ー気持ちや価値観の変化はありましたか?

最初は高い熱量で行動できるのですが、時間が経つと慣れてきてしまいます。自分がやりたいと思ってやったこと・なりたい姿になるためにやっていることをすべて義務だと感じるようになってしまって。仕方なくやっている自分と自分の成長のためという自分との葛藤で疲れてしまっていました。

評価してもらうために自分を良くみせようとして本心は絶対に話しませんでしたし、やりたくないこともやっていたため、生きづらさを感じたのです。

そんな中で危機感を抱き、モチベーションを作り続けて明確な目標を作ることを大切にしました。正直なところ細かい目標や自分の中で評価の基準を作れず、価値観が迷走した時期でした。

ー迷走した時期を切り抜けたきっかけは何だったのでしょうか?

人材育成の会社とは違う価値観を知りたいと思うようになりました。違う会社にチャレンジして、違う考えを持った人と会ってみたいと考えるようになったのがきっかけですね。

葛藤していた時期にはできるだけ素の自分を出せて、今感じていることをストレートに言える仲間を増やしました。

ー素敵な人間関係を構築されているのですね。初めて会う人と接するときに意識していることはありますか?

できるだけ人となりを知る努力をしたり、価値観や考えを否定しないようにしたりしています。

様々な価値観を持つ人と出会ってきて、自分が普通だと思っていても相手は真逆の意見であることが多かったため、固定観念を持たずに接することも意識しています。

ーどのような方に影響を受けたのでしょうか?

例えば友だちと同じ映画を見たのに、自分と友だちでは感想がまったく違いました。深掘りすると生活環境や文化の違いがあって衝撃を受けたのを覚えています。

ー自分のすべてをさらけ出せる仲間を増やすときに大切にしていることは何ですか?

できるだけ深く話す時間を作るのと、どれだけ無駄な時間を一緒に過ごせるかという点を大切にしていますね。

誰からもかっこいいと言われる大人に

ーそこから転職を決意した経緯を教えてください。

違う価値観を知るために転職を考えた時期があって。そんなときに、人材育成の会社でプロジェクトが一緒になった方に誘われて現在の会社に入りました。

会社に誘っていただいた方から学ぶところがたくさんあり、前々から一緒に仕事をしたいと思っていたのと、会社の雰囲気も素敵だったため、現在の会社へ入社することを決めました。

さらに、成長意欲が高い人が多かったことや会社の再立ち上げに携われて、学んで成長でき、実績も作れるなら言うことなしだなと(笑)。

ー転職してから現在はどのような価値観を大切にしていますか?

現在は今まであった価値観を壊して新たに作ろうとしている時期のため、これといったものはありません。強いていうなら、性別や持っている価値観も関係なくかっこいいと言われる大人になりたいと思っています(笑)。

ー新たな価値観を見つけるためにどのような行動をしているのか教えてください。

様々な人と会う中で、かっこいいと思う人・嫌いだと思う人はなぜそう感じるのかを深く考えるようにしています。

自分をストレートに評価してくれる人がいるため、客観的に自分を評価できるようになり、少しずつ修正しています。

ー厳しい評価をもらったときはどのように受け止めていますか?

私が信頼を置いていて、相手も私を信頼してくれているのがわかっている人であれば、素直に聞き入れるようにしています。善意で言ってくれている人を信頼していなければ失礼にもなってしまうため、率直に受け取れるように一生懸命です。

また、将来自分の後輩や子どもが同じ経験をしたときに教えられるよう意識していますね。厳しい評価をもらっても、将来できるようになっていれば「こんな自分でもできたと伝えられるな」とプラスに捉えられるようになり、落ち込まなくなりました。

ー今後の展望について教えてください。

現在の会社を大きくしたい思いがあり、2・3年以内に事業部長になるのを目標にしています。

20代は東京で修行すると決めているため、30代を目処に地元の九州でビジネスをして東京との架け橋を作りたいです。

ー最後に同世代の方へメッセージをお願いします。

U-29のほかの記事を読んでいて、熱い思いや素敵な考えを持つ人がたくさんいることに感動しました。そんな同世代の人たちと刺激し、影響し合って、切磋琢磨していいものを作り上げていきたいです。ぜひ同世代の方と関われたら嬉しいと思います。

ーありがとうございました!平岡さんの今後のご活躍を応援しております!

取材:冨岡姫菜(Instagram / Facebook
執筆:竹山瑞香(Twitter
編集:松村彪吾(Twitter
デザイン:安田遥(Twitter