直感を信じて進路を選択!幼い頃からの夢を叶えて大工になった、髙橋諒子の目標とは

大切なのは、自分が納得した道に進むこと

最近は何に力を入れているのでしょうか?

大工として、ひとつの現場を任せられることや、得意なこと、できることが増えてきました。

今は石の上に建てる新築住宅を担当しています。そこでは初めて学ぶことが多いですね。いろんな人を頼りつつ、吸収していきたいです。

今の時代、ネットで色々調べられるので、知識を得つつ、新しい大工の形をわたしも今後発信したいです。発信する人が増えれば、この先大工をやりたい人も出てきてくれると思いますね。

最後に、U-29世代へメッセージをお願いします。

挑戦してみればなんとかなります。いいな、と思えることをやるのが1番大事ですね。自分が納得して行動できると思います。

職人という仕事の親方世代は、「昔はもっと厳しかった」と言われたり、求めるものが高い世代です。それを我慢して修行して、成長できるところもありますが、伝統工法をつないでいく上で、自分たちで考えていくことも大切です。

昔は「なんとかして親方の元から抜け出したい」という思いでやっていたそうですが、わたしにはそうした思いがありません。これだから今の子達は、と言われることもありますが、自分たちの世代に沿ったやり方をしつつ、上の世代のやり方を取り入れることがこれからは大事だと思っています。

わたしもいずれ独立を考えているので、知識や技術を経験してきた人にもらいつつ、同じ志をもった人たちと家造りをしていきたいと思っています。

ーありがとうございました!髙橋諒子さんの今後のご活躍を応援しております!

取材:丸山泰史
執筆:ひの
デザイン:高橋りえ(Twitter