得意なことを仕事に!マクアケ キュレーター本部 局長 武田康平のキャリア選択とは

様々なキャリアの人たちが集まって、これまでのステップや将来への展望などを語り合うユニークキャリアラウンジ。第757回目となる今回は、武田 康平(たけだ・こうへい)さんをゲストにお迎えし、現在のキャリアに至るまでの経緯を伺いました。

株式会社マクアケで勤務する武田さん。学生時代のエピソードや、これまでの取り組み、今後の展望などをお話していただきました。

得意なことを仕事に、キャリアを選んだ

ー簡単に自己紹介をお願いいたします。

武田 康平と申します。株式会社マクアケのキュレーター本部で、営業部門の責任者をしています。

今年の3月までは、名古屋の責任者として、現地で拠点立ち上げに携わっていましたが、4月からは東京に戻り、現在、全国のチームメンバーを束ねています。

ーマクアケはどんなことを行なっている会社なのでしょうか?

アタラシイ商品やサービスの応援購入ができるプラットフォーム「Makuake」を運営しています。BtoCとしては、Makuakeにしかないものを売ったり、新しいサービスを提供したりしています。

BtoBとしては、いま企業の在庫にない商品も販売できるので、新しい商品作りのハードルを下げて、いろいろな商品が世の中に出る後押しをしています。

ー​​素敵な事業ですね。では早速ですが、武田さんがお仕事される上で大切にされていることを教えてください。

苦手なことはやらないことを意識しています。マクアケには200人社員がいるので、それぞれ得意なところに特化しながら働いています。弱点は周りが補って、1人1人の強みを生かすことで、強い組織になると信じています。

社員の苦手なことは、1on1のミーティングで聞いたり、仕事を共にする中で見つけたりしていますね。

ーなぜ「得意なことを仕事に」と考えるようになったのでしょうか?

僕はサッカーを20年ほど続けていて、大学でもサッカーの道を選びました。当時は好きなポジションでプレーするのを目指したのですが、やっぱり上手い人には敵わず、やれることを目指すように考え方が変わりましたね。

ー20年間も続けたら、生活の一部になりますね。

そうですね。サッカーのおかげで、チームとして活動することへの価値観が僕の中ででき上がりました。会社はビジョンに共感して集まる人も多いですが、学校やサッカーチームはそうではないので。サッカーを通していろいろな価値観の人と接する中で、自然と、自分はどう物事に取り組みたいかを考えるようになりました。

サッカーをやっていると、チームメイトがプレーでミスした後の対処に人柄が出ますね。怒る、どうしたのか尋ねる、励ます、など様々ですが、僕は相手の状況を見ながらアドバイスする、心配りのできる先輩に憧れました。局長となった今も、人へ指摘をするときは、反応を見ながらするように心がけています。

サービスを通して、企業の挑戦を後押ししたい

ー卒業後はどんなお仕事を選んだのですか?

サイバーエージェントのインターネット事業本部に就職しました。SNS上で、クライアントの広告をいかにうまく配信するかを考える部署です。クライアントワークなので、どんなことにも、いつでも対応する必要がありました。

事業内容があまり得意なことを生かせるものではなかったので、入社して半年後に「向いていないかも」と悩み始めて、入社1年後には退職を決めました。同期の中でも早くに退職したので、会社には迷惑をかけました。

ー決断が早かったのですね。では、なぜマクアケに?

業務内容を重視して選びました。マクアケは、1人のキュレーターが1つの企業を担当する体制をとっています。多くの企業では、若手はチーム内の一員として企業に関わることも多いのですが、マクアケは1対1でお客さんと向き合えて、楽しそうと思いました。あとはサイバーエージェントと同じく、和気あいあいとした社内の雰囲気も好きでしたね。

転職するかどうかは悩みましたが、マクアケに入る・入らないを紙に書き出して、自分の考えを整理しました。

ー転職されてどうですか?

転職してよかったと思っています。僕の上司が女性で、得意な仕事にポジショニングしてくれるので、居心地が良いですね。やりたいこと、価値観の似たメンバーが集まっているところも会社の好きなところです。

入社後は、まず1年間東京で働いて、次の2年間名古屋で働き、また東京に戻ってきました。2年前の夏に名古屋拠点の立ち上げに携わり、メンバーも5人まで増えました。現地の焼き物など、その土地ならではの特産品に触れられて、面白かったですね。

ー拠点の立ち上げでは、その土地の名物にも触れられるんですね。

飛騨高山の有名な木工にも関われましたね。僕がマクアケに入った大きな理由が、BtoC向けに「企業の挑戦を後押しすること」で。新たな商品やサービスを作りたいけど、作れなかったという思いをなくしたかったんです。

企業は、新しく何かを売ろうとするとき、まずはたくさん商品を作る必要があって、ハードルが高いんですよね。でもMakuakeは、初めに試しに1つ作って売れることが強みです。東海エリアの企業の、新しいものづくりの一歩を後押ししたかったので、ものづくりの始まりを近くで見られて本当に嬉しかったです。