平凡な学生生活から一転。好きを仕事にしたゴルフインフルエンサー二神舞

SNSを通じて伝えるゴルフの魅力

ーゴルフとの出会いについて教えてください。

不動産会社に勤めていた頃、当時の会社の社長がゴルフをする方で、周りにもゴルフをする人が多く、思い切って始めました。はじめはおじさんがやるスポーツというマイナスなイメージしかなく、スポーツにも全く興味がありませんでした。

ーそれまで特に趣味がなかった二神さんが、ゴルフにハマった理由はなんですか?

ゴルフをするまでは全然身体を動かしてなかったので、単純に身体を動かすことが楽しかったですね。ラウンドに出てからは、緑の中を人と会話しながら周れることにも魅力を感じて、気がついたらゴルフにハマっていました。

ーゴルフを始めた当時は、SNSをどのように活用されていたのでしょうか?

当時のSNSは完全に個人のアカウントで、フォロワーは友達のみでした。でもゴルフの写真をアップしてみたら、いつもよりいいねが多くて、リアクションがかなりあったんです。

そこからいろんなゴルフのインフルエンサーの方のアカウントを見るようになりました。ハッシュタグも覚えて、それをつけて投稿したら、いいねやコメント、フォロワーがどんどん増えていって。その積み重ねで今にいたる感じです。

ーSNSのフォロワーが増えたきっかけを教えてください。

Instagramに初めてゴルフの写真を投稿してから、1年経たずにフォロワーが1万人を突破しました。特に戦略を練って投稿していたわけではないですが、「この写真の撮り方だといいねが増えるんだ」みたいな感じで、自分なりに工夫はしていました。

Instagramが軌道に乗り始めたタイミングでYouTubeのアカウントも開設。チャンネル登録者数4000人くらいの頃に、YouTube Liveでゴルフの練習をライブ配信したら14万人もの人が見にきてくれて。

それがきっかけで私のことをYouTubeで知ってくれる人が増えました。Instagramのフォロワーにも影響したり、逆にInstagramしか知らなかった人がYouTubeも見にきてくれたり、両方とも徐々にフォロワーが増えていきました。

ゴルフインフルエンサーとしての歩み

ー26歳で会社員をやめて、現在はインフルエンサーの活動に専念されていますが、きっかけはあったのでしょうか?

当時は、会社員として月曜日から金曜日まで働きながら、インフルエンサーの活動をしていました。働いていた会社はゴルフの活動も応援してくれていました。

ですが、イベントの開催を始めるなど、インフルエンサーとしての活動の幅が増えたことで、だんだんとゴルフ1本でやっていきたいと考えるように。もちろん迷いもありましたが、このままだとずっと変わらないなと思い、会社を辞める決意をしました。

ーインフルエンサーを本業としてみて、なにか変化はありましたか?

出会いの幅がとても広がりました。多いときで月に15回ほどラウンドに出ているので、その分繋がりが増えました。

平日もゴルフに行けるようになった影響も大きくて。平日にゴルフに来られる方って時間にも金銭的にも余裕がある方が多いんです。そういう方とゴルフをしてお話させてもらうと、吸収できることもすごく多い。お仕事をいただく機会もあるので、自分の活動の幅も広がりました。

ーゴルフに関して、これから取り組みたいと考えていることはありますか?

やりたいと思っているのは、ゴルフ関連グッズのプロデュースですね。企業とコラボして、きちんとこだわったものを作りたいなと思っていて。まだ実現には至っていないですが、ラインナップやコンセプトを考えています。

インドアのシミュレーションゴルフ施設のプロデュースの話もいただいています。シミュレーションゴルフの施設がありふれているので、どこに付加価値をつけるかとか、どう差別化を図るかとか、そういったことを考えるのが楽しいです。

ー最後に、二神さんの今後の目標や展望をお聞かせください。

自分のやりたいことをやりたいときにできるような人になりたいですね。やってみたいことが本当にたくさんあって。できそうなことは全部やってみたいんです。いろんなことに挑戦しながら、お金も稼げるようになるのが今の目標です。

ーありがとうございました!二神さんの今後のご活躍を応援しております!

取材:とも(Twitter
執筆:黒木伶(Twitter
デザイン:高橋りえ(Twitter