高卒で活躍する人が増えてほしい、COFFISOメディア事業部責任者、川本陽登

自分を隠すことはしてほしくない

ー高卒で就職について悩んでいる方がいたらどんな風にアドバイスされますか。

沢山ありますが、1番は自分を隠して違う人物を作り上げることは絶対にしてほしくないです。

僕はアニメやアイドルが好きでしたが、できる社会人にならないといけないと思い、全部隠して抑えこんだり、自分に嘘ついたりして仕事をしていました。自分を隠していると自分をいじめている感覚になってしまいます。

誰でもメンタルが下がることはあると思いますが、自分が下げる原因を作っていることに気づいてから隠すことをやめました。

自分を隠さずに趣味やYouTubeをやっていたことなどを話した瞬間、楽になりました。今の高校生には「自分を隠して何かしようと考えている人はやめてほしい」と言いたいです。

できるだけ早いタイミングで自分をさらけ出すほうがメンタルをやられませんし、生きやすくなります。

ー最後に川本さんの思いをお聞かせください。

高卒採用をしていない企業は高卒採用に取り組んでほしいです。大学でしか取れない資格や知識はあると思います。しかし、「所詮は高卒でしょ」と思っている人はそういう概念をなくしてほしいです。

ZOZOTOWNの前澤社長やアパホテルの元谷社長など、テレビやSNSで話題になっているような社長も実は高卒の人が多いです。高卒で働く人たちは必ず、心にやりたいことがあると思っています。会社がそのパワーを引き出すことができたら「高卒、すごい」となると思います。

社会に触れるタイミングは大卒より高卒のほうが早く、挑戦できる期間が社会人として長いので、高卒でも活躍できる人が増えてほしいです。

ーありがとうございました!川本さんの今後のご活躍を応援しております!貴重なお時間ありがとうございました。

取材:渡邊眞雪(TwitterInstagram / Facebook
執筆:Kumi(Twitter
編集:松村彪吾(Twitter
デザイン:高橋りえ(Twitter