情熱は行動の原動力となる。ベーシック・藤田てるみが考える、人生の歩み方とは

様々なキャリアの人たちが集まって、これまでのステップや将来への展望などを語り合うユニークキャリアラウンジ。第734回目となる今回は、株式会社ベーシックで活躍中の藤田 てるみ(ふじた・てるみ)さんをゲストにお迎えし、現在のキャリアに至るまでの経緯を伺いました。

育児と仕事、双方で生きがいを感じている藤田さん。自身の経験を通し、情熱を持って仕事に取り組むために必要なことは何なのか、語ってくださいました。

育児と仕事、両方のやりがいを探して

ーまずはじめに、自己紹介をお願いします。

株式会社ベーシックで働いています、藤田てるみです。

私は「ferret One」という、BtoB企業のマーケティング担当者の悩みを解決するために、リード獲得に必要な機能が全て揃ったBtoBマーケティングツールを扱う部署で、中でもBtoBの企業様がWebマーケティングで成果を上げるためのサポートをしています。

サイトを公開するだけでなく、施作のヒアリングをしたり、目標を一緒に立て、お客様の視点に立って仕事をしています。

ーお客様の目標とするゴールはどのようなものになるのでしょうか。

さまざまなゴールがありますが、BtoBの企業様は売上をどれだけ上げられるかをゴールとすることが多いです。そのほかでは、売上前のサイトでの問い合わせ、資料請求の件数を増やすことをゴールに設定する方もいらっしゃいます。

ー現在のお仕事をはじめてどのくらい経つのでしょうか。

昨年の11月に入社したので1年足らずです。まだ日は浅いですが、やりがいを感じながら日々仕事ができています。自社のなかでも、やりがいを感じながら仕事をしている人の上位に入るのではないでしょうか(笑)

私は夫と、もう少しで3歳になる息子と犬と一緒に暮らしていますが家事と育児は夫も協力してくれて、フルタイムで仕事ができています。育児を通して私自身の許容範囲が広がったと感じますし、お客様との会話にもつながっています。

パティシエとなるも、未来に不安を抱える

ー過去にパティシエをしていたそうですね。このころはモチベーションが低い時期だったと伺っていますが、当時は何をされていたのでしょうか。

専門学校に2年通い、パティシエになりました。労働時間が長かったこと、勤務先のオーナーとの考えが合わなかったことなど、精神的にも肉体的にも辛かった時期と記憶しています。

―パティシエは学生時代からの夢だったのでしょうか。

母から手に職をつけなさいと話があり、専門職で何がしたいかを考えたときにパティシエに興味があったので進学を決めました。

将来は自分のお店を持ちたい、と意気込んでいたものの、働いて2年目のタイミングで気持ちが揺らぎはじめます。何十年もこの仕事を続けている自分の姿が想像できなくなってしまいました。

週1回休みがあるかないかで朝5時半から出勤して、家とお店を往復する毎日だったこともあり、次第にこのまま狭い業界で生きていても良いのだろうか、別のチャンスを逃しているのではないかと感じはじめましたね。

ーそこから藤田さんはどのように行動したのでしょうか。

ダンスを10歳からしていたこともあり、パティシエの仕事をしながら、プロダンサーを目指すことにしたのです。仕事が休みのときはダンサーとして活動し、収入を得ていました。

ダンサー仲間に営業職や企画職の方がいらしたこともあり、ビジネスの情報をそこで得つつプロダンサー以外にも選択肢を広げ、今後の方向性を定めようとしていました。

ー当時の藤田さんのモチベーションは何だったのでしょうか。

自分が情熱を持ってできる仕事は何なのかを見つけたいという思いが原動力でした。仕事に重きを置いていたので、「無理をしてでも見つけたい」という気持ちが強かったです。