ユニラボ執行役員今泉陽登に学ぶ「新しい環境でも自分を変える方法」

様々なキャリアの人たちが集まって、これまでのステップや将来への展望などを語り合うユニークキャリアラウンジ。第677回目となる今回は、今泉 陽登(いまいずみ・はると)さんをゲストにお迎えし、現在のキャリアに至るまでの経緯を伺いました。

株式会社ユニラボ で執行役員プラットフォーム推進室長/マーケティング部副部長を務める今泉陽登さん。今回は、今泉さんにやりたいことの見つけ方や自分を変えるための方法をお話しいただきました。

幼少期の好奇心は「最小工数」で考えて満たす

ー自己紹介をお願いします。

株式会社ユニラボで執行役員プラットフォーム推進室長兼マーケティング部副部長をしております、今泉陽登です。

会社の事業は、日本最大級の発注業者比較サイト「アイミツ」の運営です。​「受発注を変革するインフラを創る」をビジョンに掲げ、究極のITパーソナルサービスを目指しています。

ー具体的に日々の業務をお聞かせいただけますか?

日々の業務は主に2つです。ひとつはマーケティング部の副部長として、発注側のお客様の集客をメインに行っています。

もうひとつは、社内の業務が個別最適にならないようにアセットやノウハウを活用して、全体最適につなげられるようにディレクションする業務です。

ー今のキャリアに辿り着くまでの今泉さんの遍歴をお聞かせください。幼少期はどのようなお子さんでしたか?

習い事に忙しい幼少期を過ごしていました。忙しい中でも遊びたい気持ちはあったので、小学生ながら、今週遊べる2時間をどうやったら伸ばせるかを常に考えていました。

また、自分は昔から「色々なものに触れてみたい好奇心」があって。

幼少期は時間の有効活用についてそこまで深く考えられていたわけではありませんが、今振り返ると「やれることを増やすために時間を増やせば2倍できるじゃん」みたいな感覚でなるべく効率的に生活していた気がします。

なるべく「ひとつひとつのことを最小工数で」と考えていたのかもしれません。

会社の看板で生きていた「自分を変える」ための転職

ーこれまでの人生のターニングポイントをお聞かせください。

人生のターニングポイントは、今の会社への転職時です。転職に至った理由は2つあります。ひとつ目は、自分が世の中を知らなすぎると感じたからです。

学生時代は、そこまで就職活動に打ち込めませんでした。また、前職の研究職では、限られたコミュニティで生きてきたので、世の中にどんな仕事があって、どんな働き方をしてる人がいるのか、自分は画面の向こうでしか知らないと感じていました。

その時に知らないままだともったいないと感じ、より自分に合った働き方を探してみたいと思いましたね。

2つ目は、自分ができることを見つめ直してみた時に、会社の看板のおかげで自分は動けている気がして。前職では大企業に属していたこともあり会社の看板があるから、自分が動かなくても向こうからお客さんが来てくれる環境があると思いました。

自分の中では、今自分がやっていることでまだまだ価値をさせていないと思っているのに、お金をいただけることにもどかしさを感じていた部分もあったと感じています。その時に、これからは自分の力で動きたいし、そこからいろいろなものを感じてみたいと思って、転職に至りました。

結果、今の会社への転職は、自分の生き方を変えたターニングポイントです。

ー今の会社に転職を決めた理由はありますか?

一人ひとりがやりたいことをやっている会社だと思ったからです。自分と同年代の方でも「これが実現したいからこうしたい」みたいな自分ごとで語っている人が多くて。

やりたいことがあっても周りに合わせて社会を回していることは必ずしも悪いとは思っていませんが、よくあると思います。

今までは、自分もそうでした。しかし、今の会社の面接に行って自分を見つめ直した時に、なりたいと思える人物像が見えたのが転職を決めたきっかけですね。

ー今泉さんは、やりたいことを見つけるためには何が必要だとお考えですか?

やりたいことは、些細なことでもいいので自分が大事にしている「軸の数」が多いほど決めやすいと考えています。外部の環境やできることが変化して増えていくと、自分の軸も変化したり増えるのではないでしょうか。

そういう意味では、とりあえず新しい環境に飛び込むことも大切だと思います。軸がひとつしかない時に、それをやりたいことと決めることは少々大変です。でも、自分の中の選択肢を増やして、組み合わせたり絞っていったりすると意外とやりたいことは見えてきたりするんですよね。

やりたいことを見つけたいのであれば、まずは「今の自分の軸は何か」を考えてみると良いと思います。