苦手から逃げずに切り開いたキャリア
ー学生時代の経験は、社会人のキャリアにどのように影響を与えていますか？
営業のプロとなる道筋の中で、あえてリスクを取る挑戦を重ねてきたと思います。
大学卒業後は、北海道から上京して映像制作会社に入社しました。長年YouTubeで活動してきたので、スキルを生かしたいと思ったんです。当初は制作スタッフとして働いていたのですが、あるときから営業も兼任するようになりました。しかし、営業ではなかなか成果を出すことができず、次第に苦手意識を持つようになったのです。結果が出せないために上司から詰められることも多く、会社内の人間関係も悪くなって、最終的には会社を辞めることになりました。
ーあえて営業ハックをネクストキャリアに選んだ理由は？
会社を辞めるときに上司から「向いていないから営業の仕事には就かない方が良い」といわれました。ポロっと言われたその一言に憤り、たった一社での結果で人生を決められたくないと思ったんです。逆に営業を極めようと考えました。
当時から営業ハックの代表のYouTubeを良く見ていたため、この人からなら何かを学べるのではないかと思い会社を訪ねました。
ー営業ハックに入社してみていかがでしたか？
営業ハックでは、基本的に気合と根性だけでは営業はうまくいかないというスタンスなんです。そこを理解してくれていることが、現場で営業する立場としてまずありがたいと思いました。その上で着実に成果を積むためのプロセスをインプットし実践するという繰り返しが、大きな学びになりました。
営業に苦手意識を持っていましたが、ボキャブラリーも増えて、自分の考えを言語化することができるようになると自信がついてきました。
ただし最初は業務委託契約でした。報酬も限られているため、正直生活していくのもつらかったです。バイトをかけ持ちすることも考えましたが、リスクを取ってでも営業力を上げ、苦手意識を克服するという険しい道を行くことにしました。そうした姿勢と成果を評価いただき、いまCOOというポジションをいただいています。
ー最後に今後の展望を教えてください。
コロナ禍でオンラインコミュニケーションが当たり前となりました。これからは日本企業だけでなく、中国やほかの国の企業の営業支援も行なっていきたいです。
ーありがとうございました！安田さんの今後のご活躍を応援しております！
取材：ひろむ（Twitter）
執筆：海崎泰宏
デザイン：高橋りえ（Twitter）
