嫌なことは捨ててシンプルに生きる!人生のハッピーな選択を共にふやす、新福剣士

様々なキャリアの人たちが集まって、これまでのステップや将来への展望などを語り合うユニークキャリアラウンジ。第676回目となる今回は、手放すコーチとして活躍する新福剣士(しんぷくけんし)さんをゲストにお迎えし、現在のキャリアに至るまでの経緯を伺いました。

世界一周後うつを経験し、自身の経験から「イヤなことを捨てて、シンプルに、ハッピーに」をモットーに「手放すコーチング」を展開している新福剣士さん。

完璧な自分でいなくていい、自分がハッピーでいる選択を持つ方法について自身の経験から語っていただきました。

人目を気にして生き方に迷っていた学生時代を世界一周が変えた

ーまずは簡単に自己紹介をお願いします。

新福剣士です。鹿児島県出身で、福岡県の大学に4年間、福岡県自体に5年間いました!大学を卒業して世界一周に出発し、その後は3年ほど関東にいます。

現在はTHE COACHのCS(カスタマーサポート)として従事しながら、個人では「手放すコーチ」としてコーチングを行なっています。

ーそんな新福さんはどのような学生時代を過ごされましたか?

大学3年生のとき、就活が始まる時期でどのような会社に就職するかも分からず、生き方自体に迷っていました。

そんなときに、TABIPPO主催の世界一周の夢を叶えるコンテスト『DREAM』があり、ありがたいことに優勝できたのです。

世界一周コンテストは、世界一周をしてみたい人が想いやテーマをプレゼンします。3次審査を通過した選ばれし3名が、1500人ものお客さんの前でプレゼンを行い、最終的にはお客さんの投票で優勝者が決まります。

ー人前に出ることへの恐れや、不安はなかったですか?

人前に出たり話したりするのは好きだったのですが、今までこのような大舞台に出たことはなかったです。しかし、実際に出てみると「いけるやん、会場湧かせられますやん」と感じることができ、非常に良かったと思っています。

「やっぱり人を楽しませたい!」という想いがどこかにあるんだなと思いました。

ー人を笑わせたいというキーワードが出たと思うのですが、幼少期から人を笑わせるような性格でしたか?

昔の写真をみたときに笑わせようとしている写真や、変な格好をしている写真があったので、人を笑わせるような性格だったかもしれません(笑)。

中学校の応援団長をしていましたが、笑わせるための力を出し切れていなくて。人を笑わせたいけどとても気にしいで、人の目を気にする所があったのです。それを解放できたのが、世界一周コンテストだったのかもしれません。

ー世界一周コンテストではどんなテーマをプレゼンしたんですか?

そのときのテーマが「世界のお祭り男になる」でした。「宮川大輔をこえる世界のお祭り男になるぞ!」というテーマを掲げてプレゼンをしました。

就職するかどうかで悩んでいたタイミングで世界一周コンテストで優勝して。優勝賞品として、世界一周航空券をいただいたので、そこから仲間集めと資金集めをし始めました。

ー仲間集めと資金集めはどのように行っていましたか?

世界一周の映像を残して発信していきたいと思って、たまたま同じ大学にいた映像クリエイターの子と一緒にチームを組んで世界一周を始めました。

僕は世界一周航空券をコンテストで頂きましたが、相方の分はなかったため、資金集めやスポンサー集めのために、クラウドファンディングをしました。

そんななかで、以前勤めていた株式会社アカツキという会社に出会ったのです。『LIVE ENTERTAINMENT JOURNEY』という企画で世界一周をさせて頂き、世界中のお祭りを巡って、記事や動画を発信しながら約1年間行きました。

ー世界一周中での大きなトピックを教えてください。

大きな経験でいくと『チーズ転がし祭り』というイッテ Q でやっていた「45°の坂をただ下りつづけ、その坂を一番最初に駆けおりた人が勝ち」というチーズがまったく関係ないお祭りで、3位を取りました(笑)。

そのほかにも、「世界一の奇祭」と呼ばれ、アメリカで行われるバーニングマンという祭りに参加しました。バーニングマンは、1週間だけ砂漠に町ができ、お金が存在しない祭りです。

ー1年間旅をし続け、世界一周が終わった後はどうでしたか?

貴重な経験をしたのですが、帰国後にうつを経験しました。「世界一周した勢いでどんどん最高にアクテイブになっていくんだろうな」と思い描いていましたが、気持ちが落ちてしまったのです。

「こうであるべき」や、「周りの期待に応えようとしてる自分」「完璧でいようとしてる自分」とぶち当たってしまい、うつになりました。現在ではいろいろな意味で本当に良い経験だったと思っています。