カラダを知り生活を豊かに!柔整鍼灸師しょーたろーが目指す業界の進化

様々なキャリアの人たちが集まって、これまでのステップや将来への展望などを語り合うユニークキャリアラウンジ。第468回目となる今回は、三越前はりきゅう整骨院の副院長のしょーたろーさんをゲストにお迎えし、現在のキャリアに至るまでの経緯を伺いました。

柔道整復師・鍼灸師の資格を有し、業界の知識や技術・信頼の向上のために活動しているしょーたろーさん。資格の枠に囚われないで活動を広げるしょーたろーさんの想いと、今後の活動についてお聞きしました。

本物の施術者に気軽に出会える世の中を目指して

ー簡単に自己紹介をおねがいします。

しょーたろーと申します。平日は整骨院の副院長として勤務しています。「しょーたろー」は、Youtuberやブロガーとして活動しているときの芸名です。

マッサージや整骨院業界全体の水準を向上させることを目標に、技術・知識・接客のすべてを指導する、セミナー講師としても活動しています。

また週末に、レンタルスペースやビジネスホテルで、治療・施術をするプライベートサロンも運営しています。社名は「オーダーメイド」で、オーダーメイドの紳士服屋だった実家の、「お客様一人ひとりへ合った提案をする」という想いを継いで命名しました。

柔整・鍼灸業界の素晴らしさをまずは私から発信していきたいという想いで活動しています。

ーこのコンセプトは最高ですね…

接骨院に来る患者様もコロナでテレワークが増えて、なかなか体も癒せない。人に会えないから心も癒せなくて、病み気味になっている方が多かったんですね。

出社していれば、出社した先の治療院に行けるのですが、家にいるから新たな治療院を探さなきゃいけない。しかも、業界のレベルに幅があるので、安心して治療に行ける場所を患者さんが求めている。

そこで、患者さんが行きやすい場所に治療を届けに行けるように「オーダーメイド」の運営を始めました。

勉強嫌いから一転したきっかけ

ーここからは過去に遡って、しょーたろーさんがどのようにここまで辿り着いてきたのか、伺っていきます。中学生のころはどんな子供でしたか?

私が中学生のときは、成績は下から2番目くらいでした。全く勉強をしない子どもで、コミュニケーション能力に全部の力が注がれている感じでした。部活もそこそこにしかしていませんでしたね(笑)。

ーどうしてコミュニケーションをとるのが好きだったんでしょう?

私は男4人兄弟の末っ子なんですが、いとこも全員年齢が上なんですね。年齢が上の人とたくさん話していて、小さい子ってかわいがられるじゃないですか。「こういう行動をすると大人が笑うんだ」というのをたぶん無意識に経験して、やる気になってしまったんです。

今でも根底にあるのは、患者さんに喜んでほしいとか、人に喜びや笑顔を提供するのが好きなことですね。

ー一転して、勉強を頑張り始めたきっかけがあるそうですね。

中学3年生くらいのときに、コンビニに行ったときに40代くらいのおじさんを見て「勉強しないとこうなってしまうかもしれない」とふと思ったんです。

それまで毎日楽しかったけれど、その土台が全部崩れたような、そんな衝撃を受けました。それで、高校に入ってから心機一転頑張り始めたのが「コンビニ事件」です……。

ー「コンビニ事件」の後はどう行動が変わりましたか。

純粋に、勉強をやってみよう、がんばってみようとなりました。

中学を卒業してから高校に入学するまでの自由な期間に、脳トレのゲームをしたときに記憶することがすごく得意だと気づいて。

プリントも全部覚えてしまえと思って、試験はほとんど100点でしたね。勉強ってこうやるんだと努力の仕方を覚えました。

ーそこで自信をつけたものの、行き過ぎてしまった時期もあったとお聞きしました。

その時期は、「高飛車期」と呼んでいたのですが、いわゆる鼻につくタイプになってしまったんですよね。「何だお前」みたいな雰囲気になることが増えてしまいました。その結果静かになっていったのはあります。

友人に「それだと周りの人の気分を害してしまうからよくないよ」「もう少し謙虚さがあったらいいんじゃない?」と言われて。

振り返れば、そのころは「すごい人とすごくない人」の2択で見てしまっていたなと思いますね。

今は、人の長所に目を向けて、自分にはない人の長所を探すようになりました。そういう話をしていると人とのコミュニケーションがより円滑になるので、コミュニケーション能力が伸びたかな、と今は思います。人を否定しなくなりましたね。

ー「高飛車期」を脱した24歳の頃は、仕事が思うようにできない時期でもあったそうですね。

接骨院の中では、学生の頃と一転して、本当に仕事ができなかったんです。

治療の前に行う、患者さんから話を聞く問診の場面で、特に悩んでいました。教科書的な知識はたくさんあったのですが、患者さんが納得できる形で説明できなかったんです。

問診は15分くらいで終わらせるのが普通なのですが、信頼関係がうまく築けないまま治療がスタートしていました。

でも、これではいけないと思って、ある日暇な時間があって、問診に40分くらいかけたんですね。聞きたいことを全部聞けたらその方に対する治療の説明がすごく上手にできたんです。その時初めて、本当に聞くべきポイントがどこかを理解できました。

私が問診が苦手で最初はできなかったからこそ、マニュアルにもできるなと思いました。人よりずっとできなかった分、フォローアップしながら教えられる自信があるし、後輩の育成をしていきたいと思うようになりました。