即決で行動!2児の母でバリキャリな人事採用広報・田中葵のスピード感のある決断とは

現在の会社の代表に出会い、話をした次の日に転職。1年ほどしたタイミングで妊娠し、産休へ

ーそこからどのようにして現在の会社に転職されたのでしょうか?

知り合いのツテで現在の会社の代表と面談したときに「セミナーという形でインバウンドのビジネスモデルを作りたいから、アパレル会社で培ったヒアリング力を活かせると思う。今の会社をやめられるんだったら、ぜひ一緒に働きたい」と言って頂き、次の日の午前中に前の会社を辞めて現在の会社に転職しました。

その後、営業として勤務している中、妊娠が発覚しました。

ー営業をがんばっている中での妊娠発覚はどう感じましたか?

個人営業は仕事終わりの21時や22時に会うことが非常に多く、子供を育てながらこの仕事を続けていくことは厳しいと感じました。その後バックオフィスに転身しましたが、今だから言える話、最初はなかなか楽しめなかったんです。

営業をしているときはお客様対応でスケジュールが埋まっていることが気持ちよく「スケジュールに余裕があるなんてビジネスマンとしてどうなの?」という尖った考えを持っていました(笑)。

会社としても前例がなく「どの程度の仕事量をこなせばよいのか?」と働き方が分からなくなる時期もありました。

ー産休に入られる前はどんなことをされたのでしょうか?

当時は代表と「今後どうしていくのか」についてたくさん話しました。私が「この先、自分がどうしていくのが正解なのか分からない」と言うと、代表は「会社は絶対にこれから急成長して大きくなる。そうなったら任せたいことが出てくるはずだから、また働きたいと思ったら連絡して」と言ってくれたのです。こんなぐしゃぐしゃな感情を快く受け入れてくださり、そこから産休に入りました。

ー産休が終わって会社に戻ろうと思った理由を教えてください。

1番は、同じように働くママさんが周りに多かったことです。たまたまかもしれませんが、社会で活躍されている方が多かった。保育園に子どもを入れて、仕事も諦めない友人を見て、「こういう選択肢もあるよね!」と刺激を受けて復帰しました。

ー子どもを保育園に入れることに迷いはありませんでしたか?

最初は少しだけ迷いがありました。「小さいうちは子どもといるほうがよい」という産後のあるある情報が飛び交うなかで「乳児のうちから預けることはどうなのだろう?」と思っていました。しかし、実際に覚悟を決めて入園させると、子どもたちも同じ年齢の子どもと触れ合うことで社会勉強になっており、何より楽しんでくれてるのを感じたのです。

言葉覚えは早いですし、お片付けや身の回りの支度などもどんどんできるようになって帰ってくるので、子どもと離れることは必ずしも悪いことではないのかなと思えました。

スピード感を持って決断を。採用広報として好きな会社を成長させていく

ー田中さんが大事にされている考えを教えてください。

決断のスピード感を大事にしています。現在の私があるのは、過去の私が決断を先延ばしにせずに即決してきたからです!もし決断した後に、その選択が苦しくても自身でやりきって成功に変えていけば良いと考えています。何事も、先延ばしにしている時間はもったいないです。

ー決断は早いほうがよいと思うのはなぜですか?

根底にあるのは、失敗してもまたやり直せる時間があるからですね。行動してから考えればいいと思っています。どこかに高卒であることにコンプレックスを抱いている自分もいて、早く成長をしないと年収も人間力も追いつかれ、追い抜かれてしまうという気持ちも多少ありました。

不動産業界に転職したときも「4月から入ってきた人と少しでも差を付けるためにがっつり数字を追おう」と思って1月にアパレルの会社を辞めました。

自分のやりたいことや欲しいものがあったら、とにかく先に口に出すようにしています。口に出すことで心が動いて頭が動いて、最終的には目標達成するために手も足も動く。自分のWANTを常に叶えていくスタイルです。

ー現在勤めている会社で活躍されているのも、すぐに行動した結果なのですね。

まだまだですが、今こうしてたくさんの反響を頂けるようになったのは決断が直結してると思います。会社が掲げるバリューにもエキサイティング、スピード、アチーブという3つの価値基準があって。カルチャーそのものが私に合っています!

ー前職の不動産会社と違いはありますか?

1番大きいもので言えばビジネスモデルがまったく違います。。前職の不動産投資会社は完全アウトバンド集客でしたが、現在の会社はWEBマーケティングが強く、インバウンド集客が確立していて誰もが成長できる教育体制が整っています。

また、TAPPは実際にお客様とお会いする回数が圧倒的に多いため、打席に立つ回数分、成長速度が速いです。アポイント獲得に時間を使う営業か、お客様対応や自身のスキルアップに時間を使う営業か、どちらが短期で経験値を詰めるかは一目瞭然だと思います!TAPPでは1日に最低3、4人とお会いすることができるビジネスモデルです。

ー現在の会社に勤めて方向性や軸は変わりましたか?

現在の会社に勤めてというよりは、子どもを出産後私の中でマインドが大きく変化したのを覚えています。

営業をしていたときは「お金」にとらわれていたため、周りが見えておらず、利己的になっていた部分もありました。しかし、出産後に子どもに対する「無償の愛」を学んだことで周りに心の底から感謝できるようになったのです。

現在の会社ももっと好きになり、創業メンバーだからこそ分かるTAPPの魅力をたくさんの方に知ってほしくて、自ら広報にチカラを入れています。

ー最後に田中さんの今後の展望をお聞かせください。

これから社会で活躍する若い世代のロールモデルになれたら嬉しいなと思っているので、自分自身のキャリアアップを中心に会社のブランディング構築や制度設計などにも携わっていきたいと思っています。人事や広報は経営に近いものだと思っているので、常にアンテナを張って経営課題を解決していきたいです!

ーありがとうございました!田中さんの今後のご活躍を応援しております!

取材:和田晶雄(Twitter
執筆:松村彪吾(Twitter
デザイン:安田遥(Twitter