稼ぐ力もやりがいも!アチーブメント・竹内美月が語る自分軸の人生選択とは

様々なキャリアの人たちが集まって、これまでのステップや将来への展望などを語り合うユニークキャリアラウンジ。第659回目となる今回は、アチーブメント株式会社・竹内美月さんをゲストにお迎えし、現在のキャリアに至るまでの経緯を伺いました。

人生に一貫した軸をもって、意思決定している竹内さん。今の軸ができた経緯や意思決定の変遷、軸の見つけ方をお聞きしました。

軸は「自分の力で稼いで生きる」!ビジョンの達成を目指して

ーはじめに、自己紹介をお願いします。

竹内美月です。新卒でリンクアンドモチベーショングループに入社し、その後1年間フリーランスとして営業代行に従事しました。現在は、人材教育コンサルティングの『アチーブメント株式会社』に中途入社して、パーソナルコンサルタントとして勤務しています。

ー竹内さんの大学生時代からお話しを伺います。どのような毎日を送っていましたか?

勉強より、アルバイトや課外活動に打ち込んだ4年間でした。

大学では応用化学を専攻していました。「自分の学力で進学できる、かつ就職に強い大学」という基準で選びました。

また、昔から「自分の力で稼いで将来家族を養える人間になる」というビジョンがありました。いい企業に入ることで「自分の力で稼いで生きる」ことができる。そう思い、いい企業に入るために自分に力をつけることをモチベーションに、学生団体やインターンシップに注力するようになりました。

ー「自分の力で稼いで生きる」というビジョンをもったきっかけは何ですか?

きっかけは幼少期の経験でした。

裕福な家庭ではなかったのですが、親が「お金の不自由で人生の選択肢を狭めさせたくない」という価値観を持っていました。小さな頃から勉強が好きだった私に、高いレベルで勉強ができるよう、私立の中学受験を勧めてくれたのです。さらに塾にも通わせてくれて……。

授業料が高額にもかかわらず私立の中学に通えたのは、親の価値観のおかげです。私は裕福でなくとも恵まれた人生を送ることができました。しかし、お金の不自由が理由で選択肢が狭まる人は多くいると思います。

このような経験から、自分の力で稼いで家庭を守れる人間になりたいと強く思うようになりました。

「稼げる企業」よりも「稼ぐ力をつけられる企業」を選択

ー就職活動では、どのような軸で企業選びをしましたか?

就職活動を始めた当初は、「稼げる人間になる」を大きな軸に、企業選びをしました。

稼ぐには、まずはいい企業に勤めることが入り口。大学の所在地である愛知県では、お給料のいいトヨタ関連の会社で開発職として働くことが人気でした。

そのため、初めはトヨタ関連の開発職を検討していました。しかし、就職活動を進める中で「稼げる人間になる」にはいい企業に入るよりも「稼ぐ力をつけられる会社」を選ぶことが本質的であることに気がつきました。大学の専攻の延長線上で理系職種を選んでいましたが、ベンチャー企業や文系職種でも自分の軸が達成できるのではないかと思ったのです。

その結果、職種にこだわらずに自分がやりがいを感じられる分野で「稼ぐ力をつけられる会社」を選ぼうと方向転換しました。

ー「自分がやりがいを感じられる分野」はどのように見つけましたか?

実は学生時代、今勤めている『アチーブメント』でのインターンシップに参加しました。人材教育会社でのインターンシップにて、自分の人生理念やビジョン、価値観に向き合うことを通じて、「人の人生や成長に貢献すること」や「人のキャリアに向き合うこと」にやりがいを感じる自分がいることに気づきました。

私たちは、毎日を生きているなかで過去に囚われたり、今起こっている出来事に必死になったりしていることが多いのですが、自分がどんな人生を生きていきたいのか、どんな未来を歩んで行きたいのかについて考えることにはそこまで時間を使っていないことに改めて気付かされました。しかし、充実した人生を送っている人ほど、ここに時間を使っているということを『アチーブメント』のインターンシップを通して学んだのです。

「私がやりたいのは、こういうことなのか」とハッとしました。「自分の人生に目的を持って、自己実現をする人を増やしたい」というのが自分のやりがいの軸だと分かったのです。

それからは、就職活動で興味を持つ会社・業界が大きく変わりました。