自分の思いにまっすぐに、正直に。選んだ道を正解に導く、久保駿貴の生き方とは

多くの人々に役立つサービスを

ーちなみに、ABABAのメンバーは、久保さんとその先輩の二人だけなのでしょうか?

いえ、メンバーは他にもいまして、先輩の他にもエンジニアを巻き込んだり、役員の人たちが仲間になっていただいたりと、インターンも含めれば10人ほどが在籍しています。

ー今後の展望をお伺いできればと思いますが、いかがでしょうか。

勉強に関しては、大学に在籍し続けようとは考えていないので、修士課程の2年で卒業をしたいと思っています。

自分としての展望は、ABABAを含めた物事がヒョンとした出来事から始まっていることもあるので、周りの人に役立てるサービスを立ち上げられるようにしたいです。

本田選手のようにアフリカの子どもたちのために何かしたいという気持ちはあるのですが、本田選手のような力がないのに実行すると、結果や成果が微々たるものになってしまいますし、ボランティアだと大学生の間だけになってしまう。なので、お金を回しながら人の役に立つと言うのが一つ大事なことだと思っているので、そこはぶらさず、人に役立つサービスを生み出し、本田選手のような影響力を持ちたい。そう考えています。

また、教育にも興味を持っており、日本の相対的貧困問題は深刻で、見えない貧困による格差が生まれていると感じています。わたしは恵まれた教育を受けてきましたが、そうではない人もいるので、その領域で自分にできることはないかを考え、アプローチしたいなと思っています。

ー自分が何をすればいいのか分からない、今のままでいいのだろうかという人も多いとおもいます。ぜひそういった方にメッセージがあれば、お願いします。

同期が新卒1年目の代なのですが、10月から第二新卒という形で、新たな職場での挑戦をスタートさせている人もいます。これが当たり前なのかと感じましたし、一つの職場で働くことも大切ですが、その職場に面白さややりがいを感じないと思うならば、どんどんキャリアチェンジしてもいいのではないでしょうか。

自分が選んだ道を正解にしていくことを大切にしていることもあり、研究ではなく事業という道で生きていくことを選びました。今後どうなるか分からないし、いつか会社が潰れてしまうのではないかという心配や不安もありますが、その道を正解に導くのは自分なので、信念を持ってやっています。

なので、皆さんも自分がどうすれば面白く生きられるかを考えながら、選んだ道を正解にするために頑張って欲しいなと思います。

ー自分が選んだ道を正解に導く。まさに、自分の人生の舵を握っているのは自分自身だからこそ、何があっても自分の選んだ道を信じるしかないのかもしれませんね。久保さん、本日は素敵なお話をありがとうございました!

取材:高尾有沙(Facebook/Twitter
執筆:大庭 周(Facebook/note/Twitter
デザイン:高橋りえ(Twitter