E判定でも挑戦し続ける!世界を変えるため加藤江が心がけていることとは

ー上京して21歳のときにいくつか事業を手がけられましたが、どんな経緯で立ち上げたのですか。

会社を立ち上げる前からいろいろな事業を模索していました。いくつか奇を衒ったWebサービスを始めてみたもののうまくいかず、先に相手の顔が見える事業をやった方がそのあとに繋がるのではと思い、タピオカ屋を始めたのです。

タピオカ屋で1ヶ月バイトしてやり方を覚えたり、Twitterでデザイナーを探してロゴをお願いしたりしました。はじめの3日間のイベント出店で100万円くらい稼ぎ、最初にしてはうまくいったビジネスです。

事業の失敗を経て宿泊ギフトサービスに辿り着く

ーその後タピオカ事業はどうなったのでしょうか。

1年の休学期間で成功できる確信を持てないと東京に残り続ける決断ができなかったので、残りタイムリミットがわずかでした。そこで店を構えようとなりましたが、いきなり内装から店舗をつくるのはお金がかかりすぎるため、キッチンカー型の店舗をつくりました。

原宿の駐車場と倉庫を借り、キッチンカーを買ってキッチンカー型店舗を始めたのですが、用意した時点で資金がもうマイナスだったのです。

銀行と公庫からお金を借りる予定でしたが審査に落とされ、広告やマーケティング費用を一切かけられず、結果、赤字続きで、店を辞めざるを得なくなってしまいました。

そこからはシェアハウスのみんなにご飯を分けてもらったり、バイトしたりで仕入れのために利用したリボ払い分をなんとか返済していました。

ータピオカ事業を閉じた後、どのように再起されたのですか。

キッチンカー型の店舗で始めるタイミングと同時期に、女子旅メディアを立ち上げています。タピオカが売れなかったので、キッチンカーのなかにパソコンを置いて始めました。

実は当時の彼女(今の奥さん)に提案してもらって始めた旅行メディアなのです。すごく旅行が好きで、旅行のインスタグラムメディアを一緒にやろうとなり始めました。

ーSNSマーケティング支援事業も同じタイミングで開始されたのでしょうか。

女子旅メディアが2ヶ月で2、3万人のフォロワーになり、そのときたまたま知り合いの経営者とご飯する機会がありました。そのときにそのメディアの話になり、「アカウントの運用代行できない?」と言われたのです。

そのときはそんなにSNSマーケティング支援事業に詳しくありませんでしたが、「できます」と即答しました。そこから徐々に案件を紹介してもらえるようになり、実績を作っていったのです。

ーメイン事業の『StayGift』はどのような経緯で立ち上げたのですか。

もともとイノベーションを起こす事業をやりたいと思っていました。SNSマーケティング支援事業は広告代理店としての事業なので、あくまでクライアントの事業をサポートするまでです。2年以上模索し続けて宿泊ギフトサービスに辿り着きました。

旅行メディアをやったりSNSマーケティング支援事業をやったりしたからこそ、考えついたサービスです。「Instagramで宿泊券のプレゼントキャンペーンを行いたいがどうすればいいか」という相談がよくあったのです。

そのとき、宿泊券のプレゼントキャンペーンの反応がいいのにも関わらず、個人間で誰かから宿泊チケットをもらったという話を一切聞かないなと思いました。

そこから個人間では、カタログギフトや金券以外で宿泊体験をギフトできるものがないからだとわかり、ネックレスをあげる感覚でギフトする手段があればと思ったのがきっかけです。

E判定でも自分を信じ続ける

ー加藤さんは今まで挑戦に対してどのように向き合っていましたか。

誰かにできることは自分にも絶対できるはずと自己暗示をかけていました。あとは行動の早さをずっと大切にしています。元々優秀なタイプではなく、浪人していたときも、E判定でした。

でも、自分でやれると信じ込み、リスクがそれほどないと考えられたら行動するには十分だと思います。

ー最後に、今後どのような挑戦をしていきたいかお伺いしたいと思います。

StayGiftは、宿泊ギフトの王道手段にします。宿泊ギフトをギフトの選択肢として当たり前にします。株式会社トリピは、世界を代表する企業にしたいです。

僕はずっと天才はいないと信じています。同じ人間であれば自分にもできるはずなので、「あの人にできて自分にはできない」というのはおかしいと思っています。

例えいまそれがE判定であっても、それまでの環境が異なるだけなので、やり方はいくらでもあります。それを一つ一つ夢中で淡々とやっていくだけです。

ーありがとうございました!加藤さんの今後のご活躍を応援しております!

取材:山崎貴大(Twitter
執筆:ひろむ(Twitter
デザイン:高橋りえ(Twitter