目の前の現実から逃げない!コンサルタント大月理花の挑戦に大切な考え方

大学生のときにフランス留学。フランスで理想と現実のギャップを知る

ー次の転機として、22歳のときにフランス留学に行かれたとお伺いしました。どうして留学しようと思われたのですか?

もともと留学に行きたいと思っていたことと、社会人になってから行くよりも学生のうちに行くほうが、ハードルが低く、先にいろいろな経験ができると思ったからです。フランス語を大学で専攻していたことや、舞台芸術について学べる学部があったことから、フランスのパリに留学しようと思いました。

ーフランスの雰囲気はどうでしたか?

歴史が凝縮していると思いました。パリというと、華やかなイメージがありますが、想像よりも現実的な街でした。建物自体は非常にロマンチックで華やかなのですが、そこに生きる人々のいろいろな葛藤や貧富の差が如実に現れている街だと思いました。

ー留学をしてみて苦労したことはありましたか?

留学初期は語学面で苦労しました。周りの人たちが何と言っているのか、わかりませんでしたが、毎日勉強することで4ヵ月目から徐々にわかるようになりました。フランスには8ヵ月ほどいました。

ー留学に行った後はどんな変化がありましたか?

フランス人はよく「お好きなように」と言います。これは、その人の意志や考え方を尊重する文化があるからです。留学に行った後の私は「人それぞれ好きなようにすれば良い」という考えが、より強くなったと思います。

ー留学後の就活では、どんな業界やどんなお仕事に着目して選んでいましたか?

就活の際は、幅広く業界を見ていました。そのなかで現在の会社の「挑戦のすぐそばに」というミッションが、私のこれまでの価値観にとてもフィットしました。

何かができるようになるには逃げないことが大切

ー実際に会社に勤めてみて、面白かった点と難しかった点を教えてください。

面白かった点は、面談に来られる方の考えを引き出せたり、もやもやしたイメージを言語化できたりしたときです。一方で、難しいと感じた点は、人が言葉に出さない部分を汲み取ることです。今後は、その訓練をして、より良いコンサルティングができるようにしていく必要があると思っています。

ーダンスや仕事と向き合って新しいことに挑戦するときに、大切にしていることを教えてください。

新しいことに挑戦するときに大切にしていることは「逃げないこと」です。「なにができないのか?」と「なぜそれができていないのか?」を分析して、少しずつ改善していくことが大事だと思っています。

ー逃げないようにしているなかで、どうしても逃げたくなる状況に陥ったときは、どうされていますか?

「いまここで逃げてしまうと、もっとつらい状況になってしまう」と思うことで、自分を律して逃げないようにしています。

ー大月さんの今後の展望を教えてください。

まずは、仕事をがんばりたいと思っています。仕事だけでなく、ベリーダンスもアマチュアのクラスではありますが、実績を作っていきたいです。

自分にとってダンスの存在は非常に大きなものです。中長期的な目標では、そのダンスを通じて、何かしらのことができたら良いなと思っています。

ーありがとうございました!大月さんの今後のご活躍を応援しております!

取材:山崎貴大(Twitter
執筆:松村彪吾(Twitter
デザイン:高橋りえ(Twitter