自分から発信!causeディレクター・中野英菜が考える女性としての働きかたとは

今後の人生を考えて転職するも社風が合わず、退職。株式会社causeと出会い、好きな環境で仕事ができるように

ー転職先に広告代理店を選ばれたのはなぜでしょうか?

美容やファッションなど、数ある好きな物からひとつだけに絞ることが出来なかったからです。メーカーに入ってしまうと、そのメーカーの物だけを好きになってしまいます。そうなると、逆に縛りができてしまい、ジレンマを感じました。

そのジレンマを解消しつつ、幅広くいろいろな業界に携わることのできる広告業界は、私にぴったりで、おもしろそうだと思いました。

ー広告代理店ではどのような働き方をされていましたか?

私のイメージしていた美容やファッション関係ではなく、食品メーカーなどが主なクライアントだったこともあり、会社としての社風も古い営業スタイルでした。付き合いが多く、ハードワークが続いたことで、体調を崩してしまいました。

ーそこから現在の株式会社causeに転職された経緯を教えてください。

好きな人に囲まれて仕事がしたいと思ったからです。もともと代表と友達で、前職の悩みを相談していました。代表が会社を設立して2年目に「社員を増やすから一緒に働かないか?」と誘われたタイミングと、私が前職をやめたいと思っていたタイミングが重なりました。

会社に誘われた当初は、一緒に働くことで嫌な部分が見えてしまい、友達関係がなくなることが怖かったです。しかし、代表が「お互いにブラッシュアップしながら仕事をしていこう」とおっしゃってくれたので、当初の不安は消し飛び、私から「ぜひ、お願いします!」と言って現在の会社に入社しました。

発信して自分に合う環境を。女性としての働きかたを見つける方法

ー中野さんが考える「女性としての働き方」はどんなものがありますか?

女性だからこれをしないといけないと思わずに、自分に合う環境を早く見つけてキャリアを選択していくことが、これからの時代に合っていると思います。

女性は身体の変化が男性よりも多いですし、20代は長いようでとても短いと感じています。現在の環境が自分に合っているかどうかを、なるべく早く見極めて切り替えないと、時間がもったいないのです。

私自身も前職にもっと早く見切りをつけて、いろいろなキャリアを自分で模索しておけば良かったと思っています。女性だからこそできることは、自分が考えている以上にあります。

ー今後、結婚して家庭を持ったときに、仕事と家庭の両立についてはどうお考えでしょうか?

一般的には難しい問題ですが、現在の会社であれば、何かしらの方法を見つけられると思っています。働いている環境が良いので、困難に陥っても相談ができるのです。

女性にとって様々な問題があるなかで、会社の制度を利用したり、上司に相談したりして自分から道を切り開いていく必要があります。女性が働く上で「働きやすい環境作りができるか?」や「相談できる環境が整っているか?」を大事にして会社を選んだほうが長く働けると思っています。

ー自己肯定感をあげて自分のキャリアを自分でつかむための第一歩は何が最適だと思いますか?

SNSでも周りの人でもなんでも良いのですが、自分の意志表示を周りに伝えることだと思います。自分の内に秘めて悩むよりも、まずは発信して自分の声を周りに届けていきましょう。そうすれば、周りの人が助けてくれると思います。

ー株式会社causeの今後の展望をお聞かせください。

ベクトルを変えた新規事業をもっと広げていけたら良いなと思っています。

現在の会社はいろいろなチームをアサインすることで、なんでもできると思っているのですが、自社のサービスがありません。広告代理店の枠から脱した上で、広告代理店のノウハウを活かして、自分たちに愛着のあるものを作ろうとしています。

ーありがとうございました!中野さんの今後のご活躍を応援しております!自分のキャリアに悩んでいる方はまずは発信ですね!

取材:田中のどか(Twitter/note
執筆:松村彪吾(Twitter
デザイン:安田遥(Twitter