自分の直感に従って進む。旅するように生きるAntevasin大塚満里菜の居場所

ユニークなくもん式カフェの開設に向けて

ー素敵な気づきを得られたのですね。その後はドイツでの生活が続いたのでしょうか?

私なりの答えを見つけられたので日本へ帰国しましたが、もう一度ドイツへ行きたいと思い、ワーキングホリデーを利用して再びドイツへ旅立ち、ベルリンに住み始めました。

仕事もやりたいことも白紙の状態で飛び込んでみましたが、半年ほどさまざまな国籍や人種、服装や髪型をしている人が自由にありのままに過ごしている環境に身を置く中で、自分の役割、使命に気が付きました。

それはくもん式の教室とカフェを組み合わせた「くもん式教室併設カフェ」の開設です。実は私の通っていた中学・高校はくもん式の設立者が創った学校で、私も学生時代はくもん式でアルバイトをしていました。

くもん式は日本で生まれたメソッドかつ、その良さを私も知っているので、海外に日本の良さを広められる点ですぐにイメージがつきました。

私にとってカフェで過ごすクリエイティブな時間は本当に大切で、カフェで働くことは好きなことでもあります。カフェでくつろぐ時間から新しいものが生まれるようにと思いを込めて、くもん式教室とカフェの組み合わせを実現できればと思っています。

ー現在は南フランスにお住まいですが、カフェの準備はどうされていますか?

2022年4月1日に南フランスのアルルで、カフェ「le café japonais」のオープンが決まりました。実は現在出産を控えていることもあり、まずはカフェを始め、くもん式教室はタイミングを見ながら始めようと考えています。

くもん式カフェは、私が抱いていた葛藤から学んだように、国籍・文化・育った環境の枠に囚われすぎず、世界中の良いものが統合された場所にしたいと思っています。

そういう場所で、年代や国籍を問わず老若男女が日常的に集える機会を提供することによって、1人でも多くの自立した次世代が育つことを願っています。

そして、それはこれから生まれてくる自分の子供へも思うことです。自分やパートナー、関わる人たちのいいところを吸収して健やかに育ってほしい。私自身のやりたいこともそこに現れてくるんじゃないかと思います。

これからも自分自身無理をせず、ありのままの姿で直感に従って進んでいきたいと思います。

ーありがとうございました!大塚さんの今後のご活躍を応援しております!

大塚さんのカフェ「le café japonais」のInstagramはこちら

インタビュー:新井麻希(Facebook
執筆:伊藤沙織
編集:えるも(Twitter
デザイン:高橋りえ(Twitter