自分の時間を無駄にするな!マルチリンガル起業家飛鳥に学ぶ自分で考え行動することの大切さ

限られた時間を自分のためにどう使うのか考える

ー次の転機として会社に就職されたことと伺ったのですが、なにがあったのでしょうか?

ぼくは日本に帰ってきてベンチャー企業に就職しました。起業することになるんだろうなと思ってはいましたが、そのときはやりたい事業がなかったので、それを考える時間稼ぎだと思って就職したのです。

会社では社長の視点を学びました。社長が提供しているサービスについて「うちはサービスを提供してるんじゃないんだよ。」とずっと言ってました。

最初は何が言いたいのか分からなかったので、会社の先輩と社長の考えについて話すようになりました。だんだんと社長の考え方はサービスを提供するのではなくて、その先にある世界を実現しようとしていることが分かってきました。今となっては同じようなことを言っている自分がいます。

ー飛鳥さんが大事にしている価値観はどんなものでしょうか?

ぼくは生きてる時間を使ってやりたいことをどんどん実現させていけばいいと思っています。時間が経つにつれて、できない理由はどんどん増えていくので、なるべく早いうちに行動したほうがいいと思うのです。

自分の時間をやりたいことのために使いたいと思ったら「それはいつまでにやりたいのか?」と自問自答するか、何もしない状態で考えても仕方ないからまずは行動してみるのがいいと思います。

行動しようとしたときに「でも」や「だって」などの言い訳がついてくるのであれば、その言い訳に対しても批判的になるべきなのかなと思います。

ー批判するというのは、言い訳が自分の目的に合致しているかどうかということでしょうか?

例えば、自分は起業家になりたいけど親に「安定した職に就きなさい」と言われたとします。その言葉を鵜呑みにして本当に目的を達成できるのかどうか疑問を巡らせないと、いつまで経ってもやらない言い訳が先に出てきてしまうと思いますね。

ーこの先の展望をお聞かせください。

「よく生きる」とは何かを考えながら自分自身で考えて行動できる人を輩出していければいいなと思ってます。

ぼくは若い人たちには、自分で勝手にやらない理由やできない理由を考えないでほしいと思っています。できない理由は、やることをきちんとやってないから出てくる考えであって、きちんとやればできるようになるのです。

だいたい自分の周りの人たちって、同じような価値観を持った人が集まっているので限られた選択肢しか無いのです。もっと広い世界があるので同じような価値観の世界から一回はみ出る勇気を持ってほしいですね。そうすることで自分の世界が広がり、自分の小さなコミュニティが必ずしも正しいわけではなかったと気づきます。

ー29歳以下のみなさんにアドバイスをお願いします。

「自分の時間を無駄にするな」と言いたいです。早い段階から死を他人事ではなく自分事にして、生きている時間に限りがあることを実感してください。「何に時間を使って何をしていきたいのか?」がわかるとそれをやっていくことができます。

限られた時間を有効活用をしていくのがいいことという考え方を採用せずに何もしないことも別にいいし、常に成長していかなくてもいいと思います。自分が納得するような答えを自分で見つけていけばいいと思うのです。

この世界における自分の存在意義は自分自身の中にしかないので、社会的な束縛から一歩引いて物事を見ることで、自分の時間を何のために使いたいのかはっきりするのではないでしょうか。

ーありがとうございました!飛鳥さんの今後のご活躍を応援しております!

インタビュー:黒沢朝海
執筆:松村彪吾(Twitter
編集:本庄遥(Twitter
デザイン:安田遥(Twitter