自分らしさを形づくる!Vanwaves 代表取締役 深田渚央に学ぶ、心身のコンディションの整え方

様々なキャリアの人たちが集まって、これまでのステップや将来への展望などを語り合うユニークキャリアラウンジ。第633回となる今回は、株式会社Vanwavesで代表取締役を務める深田 渚央(ふかだ なお)さんをゲストにお迎えし、現在のキャリアに至るまでの経緯を伺いました。

自分らしさを形づくった、車中泊旅、仲間とのたき火、それから“サウナ”についても触れながら、仕事・プライベート双方に、潤いをもたらしてくれた「遊び」について語っていただきました。

相方である従兄弟との二人旅が冒険の始まり


ーまずは簡単に自己紹介をお願いいたします。

株式会社Vanwaves代表の深田 渚央と申します。こだわりを詰め込んだキャンピングカーのレンタル・販売など、アウトドアを中心とした事業を展開しています。

特に力を入れているのは家でもできるサウナの開発です。

ー家でできるサウナはどのようなものですか?

電話ボックスを少しコンパクトにしたくらいの大きさのサウナです。マンションでも使えるよう、平均的な部屋の広さから割り出した幅70cm、奥行き140cm、高さ180cmほどのサイズになっています。

新型コロナウイルスの感染拡大が起こる前にロシアへテントサウナの視察をしていたのですが、コロナ禍になり、密を避けたアクティビティとしてテントサウナの魅力を伝えていこうと思い、テントサウナの輸入と販売を始めました。

サウナはハマっちゃうと毎日でも行きたくなるのですが、施設のサウナだと行くたびにお金がかかりますし、行くのも面倒、それなら「もう家に作っちゃおう!」と思ったのがきっかけです。

サウナブースやストーブなどをいちから全部作って、ベランダや自宅でいつでもできるサウナを作り始めました。

ただ、熱源が薪を使うストーブだと家では使えなかったり、電気ストーブだと工事が必要だったりと、思うようにはいきませんでしたね。試行錯誤の末、最終的には地球に優しいバイオ燃料を使ったストーブをオリジナルで開発しました。

ー幼少期の体験を教えてください。

6歳のときに初めて自分で切符を買って、電車で一駅となりの街へ出かけました。それまで親とはいろいろなところに出かけていたのですが、このときは今一緒に会社を立ち上げた従兄弟と二人、子どもだけの旅。

公園を歩いていたら「どこからきたの?」とおばちゃんが声をかけてくれたり、うどん屋さんに行って自分でトッピングを決めたり。自分でプランを考えて実行したことなので、楽しかった記憶が今でも鮮明に残っています。

ー初めての旅の体験が大きな気づきだったのでしょうか?

自分でいろいろな道筋や行き方、プランを組めたことが一番おもしろかったです。とりあえず外に出たら偶然にもおもしろいことに出会える感覚は、このときに培われたような気がします。

新しい場所のいろいろな場面で得た気づきから、自分のことを知るきっかけになりました。初めて会う人と話したり、計画を立てるのが好きだったり、それから意外とマイペースなんだと、旅を通して自分のことがよくわかるようになりましたね。

ー従兄弟さんとは昔からどのような感覚だったのですか?

二人とも空気感や動きがゆっくりで、話すリズムや会話の流れが似ています。

価値観が合って、例えば旅の楽しみ方も目的を詰め込むよりは漫画や本を買って公園で読もうよとか、時間の使い方も似ていて居心地がいいと感じています。