中1でビジネスを開始!? 高校生エンジニア大森駿斗の原動力とは

様々なキャリアの人たちが集まって、これまでのステップや将来への展望などを語り合うユニークキャリアラウンジ。今回のゲストは、中学1年生からブログ・コンサル・エンジニアなどの仕事を経験している16歳の大森駿斗さんです。若いうちから積極的にビジネスに取り組む大森さん。中学3年生のときには、日本テレビの「スッキリ」でも取材を受け、注目を集めています。一体どのようなきっかけでビジネスに取り組み始めたのか、詳しくお話を伺いました。

中1からビジネスを始める。きっかけは、マーク・ザッカーバーグ

ー本日はよろしくお願いします! まずは、簡単に自己紹介をお願いします。

大森駿斗です。中学1年生のときにブログを始めて、その後はブログ開設などをするコンサルの仕事をしていました。現在ではエンジニアとしても活動をしています。また、バンタンテックフォードアカデミー高等部にも通っていて、先生と一体になって仕事をしたり、プログラミングやビジネスを学んだりしています。

ー中学生のときからビジネスをしているんですね!何がきっかけで始めたのですか?

13歳のときにマーク・ザッカーバーグの動画を観たのですが、Facebookを起業したときのキャッチコピーが「人と人とのつながり」で、自分がやりたいことはこれなのかなと思ったことがきっかけです。当時からSNSを有効活用して海外の人と交流をしていたため、自分にも何かできるのではないかと感じました。

ーそうだったんですね! その後、どのようなアクションを起こしたのですか?

やりたいことがたくさんあったので、最初は定まっていなかったです。多くの選択肢を考えた結果、世界中に発信できるツールとしてブログを始めるようになりました。

ーどのようなジャンルを書いているのですか? また、収入に繋げるのは難しくなかったですか?

最初はジャンルを問わず書いていました。収入に繋げるのは非常に難しかったのですが、ある程度書くことで力がついてきました。当時はサッカーにも励んでいたので、かなり忙しかったです。

ー忙しいなかでも、ブログを続けることができた理由は何ですか?

収入が発生したときに面白さを感じたからです。また、もともと発信をしたい思いがあったので、それも大きなモチベーションになりました。

ー周囲には、ブログをしていることは伝えていましたか?

最初は伝えていなかったです。その後、伝えたときには「自分もやってみたい」と言う友達が多く、ブログの始め方などを教えていました。じつは当時、SNS上でも「ブログを始めたいが、始め方がわからない」という声が多く、それがきっかけでブログ開設のコンサルをすることになったんです。

厳しいサッカーの練習が人生を変えた

ーサッカーをしていたとのことですが、いつから始めたのですか?

幼稚園のときから始めています。じつは小学2年生のときに一度辞めているのですが、4年生のときにワールドカップでサッカーが流行り始めたことがきっかけで、再び始めました。その後は熱中し、中学まで続けることができました。

ー練習は厳しかったですか?

練習量が多く、指導も厳しかったです。しかし、その経験があったからこそ今の自分があると言っても過言ではありません。サッカーは、肉体的にも精神的にも自分を成長させてくれました。

一般的な高校には進まず、バンタンテックフォードアカデミーへ進学

ーバンタンテックフォードアカデミーでは、何を学んでいるのですか?

ビジネスやプログラミングを学んでいます。バンタンテックフォードアカデミーは、一般的な学校とは方針が異なり、大人の世界など世の中のことまで教えてくれる学校です。詰め込み型の教育ではなく、社会に出ても役立つ実践的なことを教えてくれます。

ーなぜバンタンテックフォードアカデミーに進学したのですか?

普通の高校に将来性が見出せなかったからです。中学までは一般的な科目も勉強していたのですが、途中から自分がなぜ勉強をしているのかわからなくなりました。その後、いろいろ調べているうちにプログラミングに興味が出てきたんです。マーク・ザッカーバーグなど、有名な起業家もプログラマー出身が多かったので、同じ道に進みたいと感じました。

ー同級生には、どのような人が多いですか?

やる気のある人が多いですね。また、やると決めたらすぐ行動に移すスピード感のある人が多いです。技術力の高いライバルのような存在の同級生もいて、常に自分を奮い立たせてくれるんです。その影響もあってか、自分も毎朝8時に学校に行って、夜9時に帰ってきて、その後はプログラミングを勉強するという1日を過ごしています。

ー1日を通してインプットもアウトプットも繰り返していますが、常に思考をすることの大切さは何でしょうか?

思考を止めず、常に何かを考えることはアイディアを出すうえで一番重要なポイントだと思います。自分自身は新しいアイディアを世の中に提供したい側なので、常に何かを考えていたいんです。なので、思考は絶対に止めないようにしています。

将来は、広範囲でスペシャリストを目指す

ーブログやプログラミングなど、大森さんは並々ならぬ努力をしていますが、努力を継続させるコツを教えてほしいです。

自分は、とにかく新しいことに興味を持つことでモチベーションを保っています。しかし、世の中にはやりたいことが見つからない人も多いですよね。やりたいことがある人もない人も、とりあえず今やれることを全力でやれば、そこから何か見えるのではないかと思います。

ー今後はどのようなことに挑戦したいと考えていますか?

学校では「広範囲でスペシャリストになれ」と言われています。なので、自分がスペシャリストと思える分野を数多く持つことが大切だと思います。近い目標としては、プログラミングに集中して取り組み、自らの力で新しいものを生み出したいと考えています。

ー今後の活躍が楽しみですね! 大森さん、本日はありがとうございました!

 

取材者:中原瑞彩(Twitter
執筆・編集者:下出翔太
デザイナー:五十嵐有沙 (Twitter