18歳にして海外経験豊富な永野理佐が語る、次なる留学への思い

様々なキャリアの人たちが集まって、これまでのステップや将来への展望などを語り合うユニークキャリアラウンジ。今回は3月に高校を卒業したばかりの永野理佐さんです。現在はタイガーモブでインターンをしながら、9月からのサセックス大学進学に備えている永野さんにこれまでのご経験や今後の展望についてお話いただきました!

初の高校生インターンとして奮闘する日々

ーまずは簡単な自己紹介をお願いします!

永野理佐と申します。現在18歳です!今年の3月に郁文館グローバル高校を卒業し、9月からイギリスのサセックス大学に進学を予定しています。また、大学進学までの期間を活用し2020年1月よりタイガーモブ株式会社にてインターンをしています。

ータイガーモブとはどのような会社なのですか。

タイガーモブでは海外インターンや短期海外プログラム、企業研修プログラムを主に提供しています。私はその中で、中学生や高校生といった若い世代が海外で挑戦するためのきっかけ作りを担当しています。具体的な仕事内容としては現在高校生ながらにインターンをしている方の記事を書いたり、イベントを企画運営したりするなどの形で中高生へアプローチしています。

ー2020年1月からということは高校生でインターンを始められたんですね!

はい。立ち上げ時の初期メンバーの方で高校3年からジョインされた方がいたんですが、その方を除くと学生よりの活動をメインにする高校生インターンは私がはじめてでした。私自身も初めてのインターンなのでいろいろと模索しながらやらせていただいています。

ー初めてのインターンを経験してみてどうですか?

小学生〜高校生にアプローチしているので同世代はもちろん、イベントなどでは様々な社会人の方とご一緒させていただく機会がありとても刺激的で楽しいです。同時に、私自身初めてのことが多いので、調べたり教えていただきながらとにかくいろいろトライしてみている状況です。9月の渡英までの残り1ヶ月程でできる限りたくさんの方に出会い、たくさんの経験をさせていただきたいと思っています。

 

挑戦できる環境を求めて自分の意思で転校を選択

ー少し過去の経験もお伺いできたらと思います。どのような中学校生活を送られていたのですか。

大学までエスカレーターで行ける私立の学校に小学校から通っていましたが、中学3年の夏に公立中学校に転校しました。

ー中学3年で転校されたんですか!何が理由だったのでしょうか。

きっかけは中学2年の時に行われた委員会の選挙でした。周りの友人から推薦してもらい委員に立候補し、十分な投票数を獲得していたのですが、先生に「辞退してほしい」と言われたんです。理由は学力が足りないからでした。確かに学力が高い方ではなかったのですが、周りからの人望ややる気があっても学力が足りないからという理由で物事が決められる現実にショックを受けました。

この出来事がきっかけで、学力で人を判断するような学校に居続けても意味がないのではないかと思ったんです。また、所属していた陸上部でもちょうどその時、人間関係がうまく行ってなかったことなども重なり、自分のやりたいことができる環境を見つけるために退学を決めました。

ーご両親は反対されませんでしたか。

されました(笑)特に中学3年の夏というと受験期だったので「なんで今?!」という反応でしたね。結果的には英検3級を合格したら転校していいという条件付きで認めてくれました。

ー公立中学校に転校してみてどうでしたか。

幼稚園から大学までのエスカレーターでずっと同じ人たちと同じ世界で過ごす予定だったのが、公立学校という様々な環境で育ってきた人がいる環境になったことはもちろん、女子校から共学になったこともあり、何もかもが新鮮でした。

ー転校と共に高校の進学先はどのように決められたのですか。

行きたい高校も決まっていない中での転校だったので受験は偏差値が高すぎず、海外留学に行くことができるプログラムがある高校を探しました。私は、小学校の頃から海外研修プログラムで海外に行く機会に恵まれたこともあり、高校では絶対留学をしたいと思っていたんです。郁文館グローバル高校は1年間の留学が必須となっていた他、学校説明会を生徒主体となって進めているところにも魅力を感じ、進学を決めました。

留学漬けの高校生活で見つけたやりたいこと

ー進学してみて高校生活はいかがでしたか。

私の代まで郁文館グローバル高校は数学などの理系科目の授業がなく、代わりに英語の授業がたくさんあったり、毎朝新聞を読んで発表する時間が設けられていたりと少し変わった学校でした。その中でも大きかったのは生徒主体で作り上げるゼミ活動でした。全員がゼミに所属しなければいけないのですが、私はアジアの貧困問題や幸福度、経済などについて調べるゼミに所属し、ゼミの活動の一貫でインドに行きました。

ー高校でゼミは珍しいですね。インドはいかがでしたか。

これまで海外に行ったことはありましたが、途上国は初めてだったのもありその活気の凄さに圧倒され、とても印象に残る国となりました。衝撃的だったのは、やっぱり街で物乞いの子供にお金ちょうだいと言われたことでした。生まれる国が違うだけで全く違う環境で育つことになるんだなという当たり前の現実にショックを受けました。

それまでは特別興味のある分野がなかったのですが、インドへの訪問がきっかけで今できること・今やりたいことを全力でやらないとと思うようになりました。また、これまで自分の中で決めつけていた世界というのを一度疑ってみる必要があるなと感じました。発展途上国の人たちは可哀想と思っていたけれど、実際会ってみたら楽しそうで熱量を持って生活されていました。もっと勉強して、いろんな人と交流して広い世界を見る必要があると感じた経験になりました。

ーそして高校では1年の海外留学も経験されたんですね。

留学面談では都会に行きたいと伝えていたのですが、私はニュージーランドの田舎に留学が決まりました。実際行ってみると本当に田舎で、何もなかったです(笑)でも自分から何か行動しないと何も起こらない状況だったからこそ貴重な経験ができたと思います。留学した高校がクリスチャンの学校だったので教会のボランティアをしてみたり、ハカサークルに入ってみたり、カルチャーイベントとして浴衣の着付け体験クラスを開いてみたり。友達を作るためにいろんなことに挑戦してみました。

先生方は私が最終的には周りに流されやすいという性格を見越して、自ら行動しないといけないであろう地域を選んでくれたようでした。後から私がニュージーランドの田舎留学になった理由を聞いて納得したのですが、実際ニュージーランドに行ったことで自分のやりたいことに向けて行動ができたので自分の自信につながりました。

リベンジ留学に向けて

ーその後の高校生活はどのように過ごされたのですか。

ニュージーランドの留学期間終了後は日本に帰国せず、続けて2週間のマレーシアでの海外プログラム、1ヶ月のセブ島への語学研修、1週間のシンガポールでの海外プログラムに参加しました。そして高校3年生の夏は普通であれば大学受験で忙しい時期ですがせっかくなら最後の高校生活をもっと充実させたい、同級生と違う夏休みを送りたいと思い参加したのがタイガーモブのACTというプログラムでした。結果的にこのプログラムがきっかけでやりたいことが見つかり、インターンもさせてもらうことにもなりました。

ーそのやりたいこととは何だったのですか。

農業です!プログラムでは1週間、インドネシアのバリ島を訪れたのですが現地のオーガニックライスファームに行き、その視察で見つけた課題からアクションプランを考えるビジネスコンテストのようなものが行われました。

東京に住んでいると農業に触れることや農家の人と出会うことがなかったので現地での訪問が新鮮で、実際に土を触ったり自然に囲まれている時とても楽しいと思ったんです。これが今、自分のしたいことだな!と直感で思いました。

ーではこれから進学される大学では農業を勉強される予定なのでしょうか。

サセックス大学では開発学を専攻する予定です。もともとロンドンの大学に行こうと考えていたのですが、勉強してみたいことがたくさんあったので全部勉強できるように様々な授業を履修できる総合大学、サセックス大学を選びました。農業はもちろん、これまで興味を持ってきた途上国支援を目的としたジェンダーや貧困、教育などについても大学では学んでいきたいと思っています。

ー9月から、楽しみですね!最後に今後の目標や夢があれば教えてください。

将来はやっぱり農業をやりたいと思っています。なのでまずは大学で農業に関する知識を身に付けていきたいです。また、これまでの留学経験で成長できたという実感はあるものの、正直留学するたびに自分の不甲斐なさを感じていました。9月からのイギリス留学はこれまでの不甲斐なさを払拭するリベンジ留学だと個人的には思っています。

笑顔は万国共通の最大の武器だと思うので毎日笑顔で過ごすことを大切に、時には周りの人に助けてもらいながら自分らしい充実した大学生活を送りたいと思っています。

 

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取材:青木空美子(Twitter/note
執筆:松本佳恋(ブログ/Twitter