中2から株式投資・高3でビジコン入賞!インプットの鬼・廣川 航のこれまで


様々な経歴を持つ方々が集まり、これまでのキャリアや将来の展望などを語り合うU-29 Career Lounge。第53回目のゲストはXTech株式会社・廣川航さんです。

大学在学中は学業と並行し、複数のITベンチャー企業や投資ファンド、監査法人子会社のベンチャー支援会社にてリサーチ業務を経験。

在学中の2018年8月からXTechに参画し、現在はM&Aの事業を立ち上げを行っています。

なんと、中学2年生にお年玉で”投資”をはじめ、高校3年生ではビジネスコンテストを通して”ベンチャーキャピタル”を知った、異色な経歴の持ち主です。

今回のインタビューでは、XTech入社までのストーリーから、情報収拾のコツまで幅広くお伺いしてきました。

中学2年の頃、今まで貯めてきたお年玉で投資をはじめる

ーー早速よろしくお願いします。まずは、廣川さんが投資をはじめた理由からお聞きしたいです。

廣川:元々母と祖母が投資をしていて、投資は身近な存在でした。

ただ本格的に投資を知ったのは、小学生の時にたまたま見たテレビでした。2004年〜2006年でライブドアやフジテレビなどが連日報道されていて、その時に株式や会社、M&Aの存在を知ったんです。

母も祖母も株式投資をやっていたので、前から気にはなってはいて。大学まである付属校に入ったので、ある程度の大学に行けることはわかっていました。

せっかく時間と精神的なゆとりがあるので、「自分も株式投資をはじめたい」と中学2年生の時に母に相談したところ「やってみたら?」と背中を押してくれました。

ーーすごい、中学2年生……!元手はどうしたんですか?

廣川:お年玉などで貯めた数十万円を資金に、スタートしました。結果としては、ちょびっと増えたくらいです。

ただ、あの頃にチャレンジしてみてよかったです。「こんな世界があるんだ」と知れて勉強になりました。

高3のビジネスコンテストを機に、ベンチャーキャピタルに出会う

廣川:そして高校3年生の時、1つの転機が訪れました。友達に「ビジネスコンテストに出てみない?」と誘われたんです。

私は長らく、ITやベンチャー企業、起業についてなんとなく”うさんくささ”を感じていたのですが、「せっかくなら勉強になるかな」と思い、参加してみました。

その時に、みんなのお陰でベンチャーキャピタルの人から賞を頂いて。

高校の卒論で※1バイアウトファンドについて書いていたので”ベンチャーキャピタル”という存在は知っていましたが、実際にあったのは初めてでした。

※1バイアウトファンド:複数の機関投資家や個人投資家から集めた資金で、事業会社、未公開会社あるいは業績不振の上場企業などに投資し、企業価値を高めたうえで、転売や株式を売却することで資金を回収し、投資家に利益配分することを目的としたファンドのこと。(引用:野村證券

ーーそこでベンチャーキャピタルを知ったんですね!先入観が変わった瞬間だ。

廣川:そうですね。それまで、本でしか触れたことのなかった投資ファンドについて、初めて生で触れられた瞬間でした。

また、どこか「胡散臭い」と思っていたIT企業や起業のイメージが、変わる瞬間でもありました。

大学時代は10社のインターンを経験。ファーストキャリアはXTechへ

ーー今までの話を聞くと、「一般的な学生と違うな」と思ったんですが、大学生活はどう過ごしていましたか?

廣川:数々のインターンを経験しました。長期インターンで10社前後、短期インターンと業務委託を含めると、もっと経験しています。

ーーインターン10社はすごい……。参加してみてどうでした?

廣川:インターンを通して色んな経営者にお会いでき、刺激的でとても有意義でした。また、沢山の経営者とお話する中で、新たな発見がありました。

それまでバイアウトファンドに憧れがあり、どうやったらいけるかを考えてリサーチをしていました。すると、投資銀行やコンサル、MBA出身の方が多かったんです。とても衝撃的でしたね。

ーーそんな発見があったんですね。ここまで優秀だと、就活も順調だったのではないのでしょうか?

廣川:それが全然で、あまりうまくいきませんでした。

当時、投資銀行を受けていて面接中に”起業してた話”をしましたが、面接官に「生意気な奴」と思われていたと思います(笑)。

廣川:ただ就活をしていく中で、ぼんやりと「”事業”も”投資”もできる人を目指したい」と思うようになって。そこで縁あって、今の”XTech”に入社しました。内定後、インターンからはじまって、今に至ります。

ーーなるほど。入社して1年が経過していますが、インターンとは違いますか?

廣川:やはり学生の頃よりも、任されている量と責任の重さが違いますね。現在”M&A事業の立ち上げ”のミッションを頂いていて、暗中模索な中で奮闘しています。

ただ「社会人になったな……」という印象で、チャレンジングな毎日で刺激的です。早く一人前になれるよう、頑張りたいです。

アウトプットの鬼は、どのように情報収拾をしているのか

ーー前からお聞きしたかったのですが、廣川さんはアウトプットの鬼じゃないですか。日頃どのようにインプットしているのか、情報収拾のコツをお聞きしたいです。

廣川:様々な業種やフェーズの会社でインターンとしてリサーチしていたので、インターン時に色んなソースに出会って。そこから情報収拾の習慣ができました。

日頃意識しているのは、様々な角度から調べたり考えることです。

例えば、「事業としてやるならどうやるか?」や「投資をするならどういうストーリーでどのくらい儲かりそうか?」、「コンサルをするならどういうコンサルをするか?」など、様々な観点でリサーチをして、アウトプットしてます。

ーーなるほど、多角的に見るということですね。

廣川:そうですね。また、沢山の情報に触れていると”各媒体の特性”が分かってきます。「この情報ならここで調べようかな」といったようにです。

とは言え、沢山の媒体でこまめにチェックしている訳ではなく、僕がいつも読むのは、日経・NewsPicks・Twitterです。毎日情報に触れながら、気になった内容をさらに深掘りします。

ーーそれは力が付きますね!ではさらにお聞きしたいのが、多くの人が基盤となる知識が欠如していると思っていて。廣川さんはどのようにして情報の基礎を取り入れましたか?

廣川:情報の基礎は、中学2年生からやっていた株式投資をきっかけに、業界地図などを読むようになったことで自然と基盤ができました。

その上で日々のニュースをインプットしていき、アウトプットをする。わからないことがあればその都度調べながら、情報を蓄積しています。その繰り返しで、基盤知識が身に付きました。

現在は、気になった企業の決算が発表されたりするとスプレッドシートにまとめています。その上で、数値に何か変化があるとプレスリリースなどをチェックして、スプレットシートにてデータをまとめています。

また、所感などがあれば、Twitterにて備忘録としてまとめていますね。シンプルに、このサイクルをずっと繰り返して感じです。

30代には”バイアウトファンド”の道に行きたい

ーーでは最後に、今後の展望をお聞きしたいです。

廣川:最終的には、”バイアウトファンド”の道に行きつつ、友達と一緒に事業をやりたいですね。

これまで、色んな方とお話する機会がありました。そこで感じたのは、事業を作られている方と話すのと同じくらい、バイアウトファンドの方々と話している時が楽しい気がします。

いつか、バイアウトファンドの世界にいっても結果が出せるよう、20代のうちにXTechで経験を積んで結果を出していきたいです。

そのために、地道に頑張っていこうと思います。

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取材:西村創一朗、執筆:ヌイ、撮影:山崎貴大、デザイン:矢野拓実