わたしは「わたしの意思」で働く、幸せの“ハブ”になるために

はじめまして。HARESライターのなまっちゃです。

現在新卒1年目にあたる23歳です。大学を卒業し、3ヶ月エンジニアとしてベンチャー企業に後、フリーランスとして独立しました。現在は、ブロガー・広報の活動をしています

新卒で入社した会社をたった3ヶ月で会社を辞めているので、周囲から心配の声をかけられることがあります。「本当にフリーランスでやっていけるの?」と。

もちろん、最初は不安もありました。しかしフリーランスになって4ヶ月、この働き方がわたしにとっては最善だったと実感しています。

今回は、なぜこのような生き方が普通だと思ったのか。その理由についてお話していきたいと思います。

幼少期に学んだ「働く」ということ

私は祖父や父が働いている姿を見たことがありません。「そんなバカな!」と思われるかもしれませんが、本当のことです。

私の祖父と父は、二人とも経営者です。自分の会社を持ち、何人かの人を雇い仕事を回しています。

そのため定時出社・退社という概念が、この二人にはなく1回も朝バタバタして会社に行く姿を見たことがないのです。

小さい頃から祖父や父とよく遊んでいたのですが、祖父とは、朝公園を散歩したり、川のほとりに行って石を集めたりしていました。また、父とはいつも、朝はゆっくり一緒に朝ごはんを食べ、そのまま公園やコートを借りてテニスをしにいっていた思い出があります。休日の話ではなく、平日の話です。

だから私は、「9時に出社して18時に退社する」といった、いわゆる“サラリーマン”としての働き方を中学生まで知りませんでした。

幸か不幸か分かりませんが、私の大好きで尊敬する二人がそのような生活を送っていたので、自然と「働く」ということは「時間と場所に縛られない」ということが普通だと思っていました。

違和感を感じた「働く」の意味

そんなわたしが「働く」ことに対して違和感を持ったのが、大学4年生の就職活動の時期です。定時出社・退社が私にとって珍しい働き方だったことから、“サラリーマン”としての働き方が、理解できなかったのです。

“なんで、毎日同じ時間に会社に行かなければいけないのか…”

また、就職活動をしている友人を見ていて、「働く」ことの解釈についても、乖離があること知りました。

わたしはずっと、楽しそうに働く祖父や父を見て育っています。子どもの前だからかもしれませんが、カリカリと怒っている姿や、疲れてぐったりしている姿を見たことはありません。

いつも事業アイデアをわたしに話してくれていたので、聞いてるだけで一緒にワクワクしてたのを今でも覚えていますし、「働くってこういうことか!」と子どもながらに理解していました。

しかし、友達の「働く」は違ったのです。

“働きたくないなー、学生のうちに遊び尽くさなきゃ”

こんな言葉を就職活動中に友達のの口からよく聞いていました。社会に出て働くことに対してネガティブな言葉しか出していなかったのです。

わたしにとって、働くことは「楽しいこと」です。なんでみんなそんなに辛かったのか不思議で仕方ありませんでした。

そんな働くことに対する友達との考えのギャップを感じていましたが、しかし友達に「働くって楽しいことでしょ」と意見を言うこともできず、ふわふわとした気持ちで同調してしまい、結局のところ私も友達と同様に就職活動をしてしまったのです。

働くことに関して自分の想いがあるのにも関わらず、発信することができなかった就職活動期は、自分に嫌気が刺し、とても苦しく感じていました。

私は“サラリーマン”になれなかった

そして結局のところ、私は入社した会社を3ヶ月で退職しています。会社がどうこうではなく、単純に、定時で働くスタイルが自分には合わなかったのです。

社会に出ると「とりあえず3年は働いた方がいい」など、根拠のない意見が飛びかっています。

私もその言葉に惑わされそうになったこともありますし、すぐに会社を辞めてしまう自分が「本当に正しい判断をしているのか」を悩んだこともあります。

ただ、もっとシンプルに考えればいいと思うのです。自分が働きたいスタイルで、自分がしたいことをすればいい。誰かの言葉ではなく、自分の心に素直になればいいと思うのです。

そんな私が信じているのは、祖父と父が私にくれた言葉です。
その中でも、私が一番心に残り、大事にしなければと思った言葉をお伝えします。

“お金は人を喜ばすために使いなさい。

自分が幸せのハブになって、流れを作りなさい”

幼少期のころからずっとずっと言われていた言葉です。

「幸せを感じるところに人は集まるから、そんな人になりなさい」ーーそんな大切な言葉たちが、私の進むべき道を示してくれています。

学生時代まではよく分かりませんでした。でも、フリーランスになった今。この言葉が痛いほど心にしみています。

幸せを分け与えられる人に。大事なのは、“仕事に向かうスタンス”だと思う

フリーランスだと、収入が安定していなかったり将来が見えないことで、不安になる人が多いのではないでしょうか?

そうするとつい、休むことをわすれてカリカリしてしまい、仕事をとにかく入れてスケジュールをパンパンにして忙しい自分を作り出すことで安心を得ようとします。

そういう時って、どんどん負の連鎖が始まって自己嫌悪に陥り、人を喜ばせることを忘れてしまうのです。

祖父、父が何度も言っていた…

“お金は人を喜ばすために使いなさい。

自分が幸せのハブになって、流れを作りなさい”

が崩れてきてしまいます。

私自身、フリーランスになってから不安を打ち消すために我を忘れて仕事をこなすことに集中し、人を喜ばすことよりも自分の利益ばかりを考えてしまうときがありました。

これからはそんな生き方を一切辞めていかなければいけないと思っています。

お金を、誰かを応援するため・感謝の気持ちを表すために使えるように。

そして、自分が受け取るお金は、応援されて感謝されている証だと思える流れをつくるように。

自分から幸せを他の人に与えて、結果的に自分が幸せになれる。

そんな生き方を、体現していこうと思います。

そして自分だけがハブになるのではなくて、わたしの周りの人もそんな循環で満たされている生き方をしている人で埋めていけるように、幸せを分け与えていこうと思います。

ぜひ、みなさんも自分の生き方を振り返ってみて、誰に影響されて今があるのか、なんの為に生きているのかを自問自答してみてください。

Photo by くりこ